共汗大作戦 ~マニフェスト実現に全力投球!~

新100歳長寿者市長お祝い訪問

2月25日に市長に就任させていただいて以来、激動の時代にあって、「スピード」、「パワー」、「ハート」と徹底した現地現場主義を信条に、市民の皆様にお約束しました「未来の京都 まちづくりマニフェスト」の実現に全力投球しています。気がつけば、昨年の秋から一日も休まず、410箇所以上の市民活動の現場や市の事業所に足を運んでいます。その間、多くの市民の方々に激励いただき、心から感謝しております。地域のために、京都のためにと献身的な活動をされている方々にお会いし、胸が熱くなることが度々です。想像を絶する財政難をはじめ課題が山積しておりますが、市民の皆様と共に汗をかき京都の未来のために精進してまいります。改めて、私のマニフェストと市長就任後の主な取組についてご報告します。

「未来の京都 まちづくりマニフェスト かどかわ大作戦2008」の特徴

市民の皆様の協力なしには実現できない“共汗マニフェスト”!

147万人が暮らす京都の様々な課題は、行政の力だけで解決できるものではありません。市民の皆様や経済界、大学、などあらゆる京都の力を結集しなければ乗り越えられない課題ばかりです。「かどかわ大作戦2008」では、京都市が行政主導で実現するのではなく、「市民共汗サポーターを10万人登録する」、「環境家計簿実践家庭を5万世帯にする」など、敢えて市民の皆様の主体的なご参加、共に汗して努力しなければ実現できない目標を掲げています。

縦割りではなく、5つのキーワードで描いた“政策融合マニフェスト”!

我が国の行政の最大の問題点は「縦割り」と「二重行政」、さらに「行政主導」です。それを打破するため、特に私が重要と考えた5つのキーワード(「いのち」を大切にする。「環境」への高い志を共有する。「知恵」をいかし、活力を高める。「ひと」を育て、まちを元気にする。「刷新」し、市役所を変える。)を掲げ、この5つの視点を横軸に、福祉や教育、産業、都市基盤整備等の各分野の政策を縦軸に、全てを融合し、政策を推進します。具体的には、一つの課題を個別に対処するのではなく、局を横断したプロジェクトチームなどを有機的に組織することにより縦割りを排除し、さらに国や府との連携を深めることにより二重行政をなくします。市民目線で効果的で無駄のない政策推進を目指します。

時々の政策課題を反映しながら“進化するマニフェスト”!

激動の時代、4年の間には社会状況が大きく変化していきます。現地・現場主義で市民の皆様の声に耳を傾け、その時々の状況に迅速に対応し、市民の皆様にとって最も良い結果となるよう、「かどかわ大作戦2008」は、完成版ではなく、更に進化していくことを市民の皆様にお約束しています。マニフェストに掲げた項目はもとより、マニフェストにはない新たな課題も反映しながら進化させていきます。

「京都力」を最大限に引き出し地域主権時代の
“モデルを目指すマニフェスト”!

まちの中に鴨川、桂川が流れ、鮎が採れる山紫水明のまち。伝統産業の匠の技や先端産業の技術、大学の知恵が融合するものづくりのまち。年間5000万人もの観光客が訪れる国際文化観光都市。1200年を超える悠久の歴史を有し、今もなお147万人の市民が生き生きと暮らす都市として発展し続けるまち・京都は実に様々な都市特性を有しています。

「かどかわ大作戦2008」では、こうした京都の素晴らしい都市特性を活かし、まちやひとが有する地域の力、文化の力、人の力を結集し、「京都力」として最大限に活かす仕組みづくりに力を入れています。単に耳ざわりが良いだけで、実現不可能な政策を掲げ、注目を引くのではなく、市民の皆さん一人ひとりと夢や誇り、責任、行動、そして成果も共有することによって、地域主権時代のモデルとなる「未来の京都」をつくることを市民の皆様にお約束しています。

マニフェスト実現に向けた取組

民間で会社経営のトップを務めるとともに、NPOなどで幅広い市民活動をしてこら第1回歩くまち京都総合交通戦略策定審議会かられた細見吉郎氏を副市長に任命しました。民間から副市長を任命するのは、実に49年ぶりのことです。民間の経営感覚、厳しい行財政状況の下でのコスト意識、徹底した市民感覚を市政の中枢、そして隅々にまで行き渡らせるため、新たな風を吹き込んでいただいています。

同時に市役所の組織改革を断行し、市民の皆様と行政との「共汗」により未来の京都のまちづくりを進めていく新たな市政運営の仕組(共汗制度)を構築するため、「理事」を設置するとともに、従来、都市計画の一分野としてしかとらえられていなかった交通政策を健康や環境、子育て、地域コミュニティ、観光などの分野と結び付け、「歩いて楽しいまちづくり」を全庁横断的に融合して推進する「交通政策監」を新設しました。

マニフェスト実現に向けた肉付予算の編成
~初年度に7割の施策に予算配分しマニフェストを積極的に推進~

マニフェストをスピード感をもって実行していくため、限られた財源の中、効率的、効果的な予算の配分に努め、マニフェストに掲げた124施策のうち、およそ7割に当たる88施策を盛り込んだ力強い補正予算を5月に編成しました。同時に、京都市の全会計合計の市債残高を昭和39年の現行の財務会計制度となって初めて減少させ、財政の健全性の確保にも留意しました。

マニフェストの実現に向けた「京都未来まちづくりプラン」の策定
~市民や職員のアイデアを生かしてマニフェストを着実に実現~

マニフェストを着実に実現させるため、マニフェストに掲げた124項目すべての施策を盛り込んだ「政策推進プラン」と、その実現に必要な財源を確保するための「行財政改革プラン」が一体となった「京都未来まちづくりプラン」の骨子を7月末に発表しました。プラン策定のできるだけ早い段階から市民の皆様の積極的な御意見をいただきたいとの思いから、議論のたたき台となる骨子をスピード感を持って作成しました。市民の皆様の御意見に加えて、庁内でも侃侃諤諤の議論を繰り広げ、プラン策定を進めています。

マニフェスト実現に向けた「全庁“きょうかん”実践運動」の推進
~職員の意識改革と職場風土の刷新に取り組み、全庁融合してマニフェストを強力に推進~

市長に当選した翌日から、連日のように早朝から事業所を回り、その結果、職員の意識改革と行動改革がどんどんと進んできていることを肌で感じています。私は、この改革の流れを市役所の一部の取組ではなく、全庁的なものにしていきたいと考えています。この度、職員一人ひとりの意欲と使命感を一層高めるとともに、市民感覚を庁内の隅々にまで浸透させるため、「笑顔・親切・ていねい・テキパキ」を合言葉に「全庁“きょうかん”実践運動」に新たに取り組むこととしました。

全職員による自己業務の点検とミーティングにより職場の刷新を図る「共汗ミーティング」の実施や、民間企業並みの窓口サービスを目指す「窓口サービス評価・実践制度」の導入等に取り組み、更には、全ての職員の意識改革や能力開発を促すため、新たな人事管理システムを構築することとしています。庁内改革と人材育成を全庁的に融合し、職員が誇りを持って市民と共に汗する「共汗」でマニフェストの実現に向けて邁進する市役所を目指します。

マニフェストの実現に向けた「未来まちづくり100人委員会」等の創設
~市民の皆様との共汗でマニフェストを推進~

素晴らしい未来の京都を築くため、市民と京都市が責任と行動を共有する中で、知恵と力を合わせ、共に汗する仕組みの構築に向けて、幅広い層の市民の皆様の参加の下、「未来まちづくり100人委員会」を創設しました。

「未来まちづくり100人委員会」は、従来の行政の縦割りを排し、京都のまちづくり全体に関するテーマを市民の皆様自らの発想により設定していただき、今後のまちづくりの方向性や具体的な取組方策について、白紙の段階から議論し、提言京都市未来まちづくり100人委員会風景するだけでなく、自ら実践、行動していただく「市民組織」です。また、委員会の運営は、行政ではなく、2つのNPOが担っており、言わば市民の皆様が運営する委員会になっています。なお、100人委員会と銘打っていますが、実際には約150名もの様々な方々に委員になっていただいており、既に、未来の京都について侃侃顎顎の議論を始めていただいています。私としても、どのような成果が出るか、大変楽しみにし期待もしているところです。

                             平成20年10月