2009/05/21
京都市における新型インフルエンザ患者を確認 対策危機管理本部会議を開催
本日、京都市内に在住の方が新型インフルエンザに感染されていることが確認されました。罹患された方の一日も早い回復をお祈りいたします。
この事態を受け、本日、緊急で危機管理本部会議を開催し、京都市としての対策を指示しました。
京都市では、これまで市内での発生に備え準備を進めるとともに、府外の近隣市において感染者が増えている状況を踏まえ、147万人の市民の皆様、そして年間5,000万人の観光客の皆様方の「命」と「暮らし」を守るため、既に危機レベルを引き上げ、各保健所に設置した発熱相談センターの相談態勢を強化するなど、全組織を挙げた万全の体制で臨んでいるところです。
しかしながら、この度の患者の発生を受け、本市では、感染の拡大をできる限り抑制し、市民の健康を守るため全力で取り組んで参ります。
市民の皆様方におかれましては、今後、京都市及び国や京都府が発信する情報に注意しながら、次の項目についてご理解、ご協力をお願いします。
1 中京区及び下京区の幼稚園、小学校、中学校は、休校とします。
2 京都市立の総合支援学校、高等学校は、休校とします。
3 京都市立芸術大学は、休校とします。
4 私立の学校、大学については、市立学校に準じて、通学区域も考慮した対応を要請します。
5 保育園は、健康管理を徹底のうえ、通常どおりとします。
6 京都市内の公の施設は、原則として通常どおりの開館とします。
7 中京区及び下京区における京都市主催の行事・イベントは、通常どおりとしますが、延期できるものは延期するものとします。
8 民間主催の行事・イベントは、健康管理の徹底を要請します。
これらの対策については、明日から27日までの間、実施します。
今回の新型インフルエンザは、季節性インフルエンザに近い症状ですので、冷静に対応してください。
そして、日頃からインフルエンザ感染予防対策のため、うがい、手洗い、咳エチケット、マスクの着用などを十分に行ってください。
また、人混みはなるべく避けてください。十分な予防対策をとってください。
市では、本庁の相談センターにおいて24時間体制で、また各区の保健所に発熱相談センターを開設し相談に応じておりますので、発熱や咳などの、新型インフルエンザ感染を疑わせる症状がある方は、すぐに電話でご相談ください。
市民の皆様には、正確な情報に基づき、冷静な行動をお願いします。