2009/05/23
新型インフルエンザ 市内2例目の発生を受けて
本日、京都市において、新たに1人(15歳の専門学校生)の方に新型インフルエンザの感染が確認されました。
御本人は現在入院されていますが、発熱はあるものの症状は安定しております。
この事態を受け、本日、危機管理本部会議幹事会を開催しました。
京都市は、関係自治体及び学校と連携のうえ、新たな患者の御家族(4名)、専門学校の同一クラスの方(25名~うち京都市内在住者8名)及び教職員の方について、迅速かつ重点的な健康観察を徹底するなど、万全を期してまいります。
引き続き市民の皆様、観光客の皆様の命と健康を第一に、市民生活や経済活動への影響を最小限にとどめるよう努めてまいります。
京都市では、21日に1例目の感染者を確認して以来、家族及び同一校の濃厚接触者に対する検査の実施や健康観察を徹底して行い、新型インフルエンザ感染者はおられませんでした。
さらに、市立の学校、すべての保育園、幼稚園、児童館、高齢者福祉施設、障害者福祉施設などで、健康観察を徹底して行っており、特別な状況は生じておりません。
これまでの市民の皆様のご協力と冷静な対応に改めて感謝いたします。
現在のところ大阪府や兵庫県においても感染者は減少傾向にあり、学校等も再開されます。
今回の2例目の発症を受けての対応は、22日に発表された厚生労働省の新たな指針を踏まえ、学校等の新たな休校措置は行わず、引き続き健康観察を徹底しつつ、教育活動や福祉施設の運営に万全を期しております。
修学旅行等のキャンセルが相次いでおりますが、京都は安全確保に万全を期しております。こうした時こそ「おもてなしの心」を発揮し、関係者の皆様との連携を密にしながら国際観光都市・京都として、観光客の皆様の安心・安全に全力で取り組み、京都を楽しんでいただくよう万全の態勢でお迎えいたします。
今後とも、京都市や国、府からの情報に十分留意していただき、どうか冷静な対応をお願いいたしますとともに、この緊急事態を克服していくため、皆様のご協力をお願いいたします。