2009/07/03
教育安心社会の実現に関する懇談会 文部科学大臣に報告書を提出
文部科学大臣の諮問会議「教育安心社会の実現に関する懇談会」。
「格差社会」。家庭の経済力によって、子どもたちの「学び」「育ち」そして進路が影響を受けてはなりません。
5人の委員で議論を重ね、第4回目の会合となる今回、報告書をまとめました。
子どもは「社会の宝」。未来を担う子どもたちの教育を、社会全体で支えることこそ、真の「持続可能な社会」につながります。教育費についても、社会全体で分担すべきもの。今こそ、社会全体として、教育を見つめ直し、その充実に向け、努力すべきとき。
「公教育の負担の安心」「公教育の質の安心」という2つの安心の実現、つまり、全ての子どもたちが安心して教育を受けることができる「教育安心社会」の実現が急務なのです。
そのため、
・幼稚園・保育園については、希望する全ての3~5歳児を対象に無償化
・小学校・中学校については、どの市町村でも自治体の財政力に左右されずに十分な就学援助を実施
・高等学校については、特に低所得層の家庭の子どもたちを対象に、授業料等の負担を軽減など
・大学・大学院については、低所得層の家庭の学生たちの負担を軽減など
といった施策の実現が必要です。
報告書の内容を実現することが重要。塩谷文部科学大臣をはじめ関係者の皆さんには、ぜひとも尽力していただきたいと思います。引き続き、私共もがんばります。
帰京後、京都市で開催された「日本ライセンス協会」晩餐会に駆けつけ、ご挨拶。
外国からのお客様も多い中、「伝統と革新」というテーマの下、歴史と伝統を誇ると同時に、常にイノベーションを生み出す京都のまちの魅力について、お話しました。