2009/11/03
「ピンチはチャンス」 京都の知恵を活かして危機を乗り越えます
(経済産業省「成長戦略検討会議」に出席)
始発の新幹線で東京へ。
経済産業省 直嶋大臣、松下副大臣、増子副大臣、高橋政務官、近藤政務官、松永経済産業政策局長ご出席の下開催された「成長戦略検討会議」。国家の成長戦略策定に向けた意見交換の場です。
三菱UFJ証券 水野 和夫チーフエコノミスト、学習院大学 宮川 努副学長、戸田工業 戸田 俊行社長、九州工業大学 下村輝夫学長、そして私が、それぞれ意見を申し上げました。
「第一の開国」と言われる明治維新後の東京遷都。
京都は衰退の危機を迎えましたが、琵琶湖疏水の開削など、国の支援を得ての「明治の京都策」により、まちは蘇りました。また、これらの事業と、京焼や織物など、京都の伝統工芸の技術を礎にイノベーションが創出され、ベンチャー企業からグローバルな大企業へと成長を遂げた企業も。
このように、京都は、常にグローバルを念頭に、ワ(和・輪)の意識で、我が国の文化のみならず、産業も牽引してきました。
現在の経済危機の中で、京都のまちは、第二の危機に直面。
しかし、このような時こそ、むしろチャンスであると捉え、京都の有するあらゆる知恵を活かし、「平成の京都策」を講じて、この危機を乗り越えていきたいと考えています。
(深刻化するネット被害 市民フォーラムでご挨拶)
午後は京都での公務。シルクホールで開催された「市民フォーラム ストップ!ネット被害」でご挨拶。30周年を迎えられた京都洛中ロータリークラブの記念事業としてのお取組です。
子どもたちによる,携帯電話・パソコンからの有害サイトへのアクセス、学校裏サイトでの誹謗中傷等、インターネットをめぐる問題に取り組む、小川長楽会長をはじめとする皆さんのお志は、誠に心強い限り。
平成19年に多くの市民の皆さんとともに制定した大人の行動規範「子どもを共に育む京都市民憲章」。このフォーラムから、その理念を実践する行動の輪がさらに広がることを祈念。私達も努力します。
(花脊山の家のスタッフと)
別所に向かう途中、少しの時間でしたが、花脊山の家に。スタッフを激励。
小学生の1週間宿泊学習受け入れなど、ご活躍に深謝。
(豊かな自然の息づく別所地区に水の利便が加わりました)
安全・安心な水を別所地域に供給するため、平成19年から進めてきた簡易水道の施設整備。地域の皆さんの願いが、今日実を結び、施設が完成しました。
市会 繁議長、別所自治振興会 藤井 克巳会長をはじめとする来賓の皆さんにもご出席いただいて竣工式を執り行いました。これで、左京区北部地域の水道施設の整備が全て完了。地域の皆さんのご理解とお力添えの賜物であり、私としても感無量です。