2010/01/15
緊迫感を持って実施 京都市災害対策本部運用訓練
(630万人もの来場者が京都の「知恵」と「力」を実感)
経済界、文化団体、大学、寺院・神社、行政など、京都の総力を結集し、京都のまちぐるみで取り組んだ「京都 知恵と力の博覧会」。幾多の危機を「知恵」と「力」で乗り越えてきた京都の先人にならい、昨年開催しました。
まち全体を舞台に、800を超えるイベントが開催。国内のみならず、世界中からお見えになった延べ630万人もの来場者の皆さんに、京都のまちが世界に誇るべき財産をしっかり、知り、学び、楽しんでいただきました。
今日は、1月31日に放送予定のKBS京都テレビ特別番組のためのインタビュー撮影。
この取組を活かしつつ、新たな京都観光の道筋となる「未来・京都観光振興計画2010+5」の策定、京都仏教会からのご提案による「京の七夕事業」の取組などを通じ、世界中の人々から、「京都があってよかった」と実感していただける、京都ならではの観光を世界中に発信します。
(緊迫感を持って実施 京都市災害対策本部運用訓練)
15年前の1月17日午前5時46分、淡路島北部沖の明石海峡を震源として発生したM7.3の大地震。死者6,434人、行方不明者3人、負傷者43,792人に上る阪神・淡路大震災です。
この大災害を教訓に実施している「京都市災害対策本部運用訓練」。
午前8時に、花折断層系の左京区南部を震源とするM7.5の地震が発生したとの想定の下、各局、各区・支所等で、6,000人の市職員が参加しました。初動措置、被害状況の収集・整理、情報処理訓練等、緊迫感を持って訓練。
今日の訓練のように花折断層で大規模な地震が発生した場合、市内で16万棟もの建物が全半壊するなど、甚大な被害が想定されます。
そうした場合にあっても基礎自治体として、市民の皆さんの生命・暮らしを守るため、そして災害に強い安心・安全のまちづくりのため取組を進めます。
(財政構造の抜本的改革を目指して 財政改革有識者会議を開催)
昨年の「京都未来まちづくりプラン」策定時は、全国平均を上回る地方交付税の削減などにより生じた平成23年までの財源不足額は964億円。徹底した事務事業の見直しを重ね、職員削減や全市職員の給与カットなどにより、解消の見通しを立てたところです。
ところが、法人市民税の大幅な落ち込みなどにより、来年度320億円もの財源不足が生じるという非常事態に。
今日は、同志社大学 伊多波 良雄教授を座長とする「財政改革有識者会議」を開催。財政構造の抜本的改革のための課題を洗い出し、改革の方向性などについてご提案いただくため、忌憚のない議論を重ねていただきました。
厳しい中ですが、「ピンチはチャンス」。なんとしても財政改革をやり抜いて、50年後、100年後に振り返って、「平成22年が大きな分岐点だった」と思ってもらえるよう、未来を見据え、全力を尽くします。
(京都市プール制検討委員会 答申を頂戴)
京都市では、保育関係者の皆さんが、それぞれの立場で懸命の努力を続けられ、全国でもトップ水準の保育環境が実現しています。そのための要素の一つがプール制。民間保育園の国基準を大きく上回る保育士の配置や、給与の改善を行う京都市独自の取組です。しかし制度発足から40年の間に、様々な問題を抱えることに。
「時代の要請にこたえるプール制の今後の在り方」について、8月から9回にわたる審議。オープンな場で侃々諤々のご議論を重ねていただいた京都市プール制検討委員会の皆さん。
今日は、同志社女子大学教授 宮本 義信委員長、全国私立保育園連盟 木原 克美常務理事にお越しいただき、答申を頂戴しました。
ご議論を重ねていただいた委員の皆さんの熱い想いを真摯に受け止め、ひとえに「子どもたちのために」、より良い結果につなげていきます。
(三千院門跡 小堀 光詮門主の温かなお気持ちに深謝)
三千院門跡 小堀 光詮門主が、市役所へお越しくださいました。大島 亮幸執事長をはじめとする皆さんとご一緒。
「混乱している今日の状況。明るく照らして、少しでも良い世の中に」との高いお志の下、花脊山の家にご寄付を頂戴することに。
スポーツゾーンに設置するためのAED1台、子どもたちが市街地と異なる気温を体感できるようデジタル大型温度計1台、そして花脊ならではのクロスカントリー用具24セット。
門主の高邁なお気持ちに敬服するとともに、心から共感しました。京都の、そして世界の未来を担う子どもたちのため、存分に活用させていただきます。
(京都市小売商総連合会からご要望・ご提言を頂戴)
京都市小売商総連合会 伊藤 義浩会長をはじめとする皆さんがご来庁。「商業のまち京都」を目指したご要望・ご提言を頂戴しました。
中小企業支援のための融資制度の充実、組合員確保のための協力など、小売業を取り巻く苦しい現状を踏まえながらも、未来の京都のまちづくりまでも考えてのご要望・ご提言。
これからも、賑わいのあるまちづくりを目指し、ともに手を携えて前進します。