2010/07/02
大船鉾の関係者も150年ぶりにご参加 祇園祭くじ取り式
【大船鉾の関係者も150年ぶりにご参加 祇園祭くじ取り式】
京の町衆の情熱と叡智によって継承されてきた祇園祭。昨年9月には、山鉾巡行が、ユネスコ無形文化遺産に登録され、名実共に「世界の宝」となりました。
今日は、山鉾巡行の際に、各鉾が巡行する順番を決める「くじ取り式」に出席し、奉行役を務めさせていただきました。
くじ取りは、巡航順を巡り、山鉾町の争いが絶えなかったことから1500年(明応9年)から始まった行事。500年以上も続いています。
伝統を絶やすことなく、多くの人々の力により続いてきた祇園祭は、京都の優れた文化力、歴史力、地域力、人間力の結晶。
祇園祭山鉾行事功労者の皆さん、八坂神社、祇園祭山鉾連合会、各山鉾町、祇園祭協賛会、清々講社の皆さんのご努力に心から敬意を表します。
今年は、復興に向けて取り組んでおられる大船鉾の関係者の皆さんも約150年ぶりにご参加。近い将来、大船鉾が巡行される日が来るのを楽しみにしています。
【京都造形芸術大学「日本文化藝術研究センター」オープニングセレモニーに出席】
文化芸術都市・京都の一翼を担っていただいている京都造形芸術大学。
姉妹校の東北芸術工科大学と共に、東京の明治神宮外苑に「日本文化藝術研究センター」が開設。オープニングセレモニーが行われ、くじ取り式を終えてから駆けつけました。
新型アートカレッジ「東京学術学舎」、新たな価値を創造する人材を育成する「東京企画構想塾」など、多様なプロジェクトを展開されるご予定。
京都造形芸術大学 徳山 詳直 理事長、千住 博 学長、千 宗室 センター長をはじめ、関係者の皆さんの芸術への熱意に感服するとともに、ますますのご発展を祈念。