京都市長 門川大作 オフィシャルサイト

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活動日記

2010/08/23

メキシコ市での活動1日目 駐メキシコ日本国大使館とメキシコ外務省へ

【駐メキシコ日本国大使館とメキシコ外務省へ】
220823-mexico1.JPG  メキシコでの初日となる今日は、ホテル前で相撲交流イベントに参加される皆さんをお見送りした後、加藤市会議長と共に駐メキシコ日本国大使を表敬訪問。

 小野 正昭 駐メキシコ大使、築山 淳志 担当官が暖かくお出迎えいただきました。

 日本とメキシコが交流して400年。メキシコに渡られた日本人移民の皆さんの苦労も並大抵のことではなかったようです。
 それにもかかわらず、メキシコ革命の際に日本人移民は外国人補償を辞退されたことを小野大使からお伺いしました。日本人移民が真のメキシコ人になろうという意思の表れであり、当時の新聞記事でも取り上げられたとのこと。

 清廉潔白で武士道にも通ずるような日本人移民の志の高い行動に感動しました。

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220823-mexico3.JPG  続いて、メキシコ外務省を訪問させていただきました。カンテジャノ外相は外国へ出張されていて、ご不在。アランダ筆頭事務次官が丁寧にご対応下さいました。

 アランダ事務次官に、先日開催されたメキシコ・フェスティバルをはじめ京都での交流事業をご紹介。アランダ事務次官は、世界水フォーラムで京都に来られたことがあり、京都の魅力を語って下さり、大いに会話が弾みました。

 そして、COP16の成功を祈念するとともに、これからも京都、そして日本とメキシコの更なる友好を誓い合いました。

【メキシコ市 エブラル市長と懇談 地下鉄経営の苦労を共感】
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220823-mexico6.JPG  メキシコの首都メキシコ市のエブラル市長と懇談しました。

 エブラル市長は、昨年開催されたSTSフォーラムで京都市に来られた時に会談。また、コペンハーゲンで開催されたCOP15でも大いに議論した旧知の仲です。

 メキシコ市では、環境政策の一環で、公共バスの整備や地下鉄の建設など公共交通を推進されているところ。また、日本の自動車会社と提携し、電気自動車タクシーを導入したり、水素車の共同研究を行ったりされているとのこと。

 今年は、メキシコのカンクンでCOP16が開催予定。エブラル市長から成功に向けて協力のご依頼があり、快諾しました。私からは世界歴史都市連盟の会長として、奈良で開催される会議への出席を呼びかけ、専門の担当官がご出席いただくことに。

 また、市政運営についても懇談。メキシコ市では、交通渋滞の解消に向け、地下鉄の新線工事の工事費が高騰して、大変苦労されているとのこと。私も地下鉄の健全化で同様に悩んでいることをお話しさせていだきました。

 エブラル市長とは、京都市との共通の課題である交通政策やごみ減量について意見交換することで合意し、両市の更なる発展を誓い合いました。

【日本メキシコ学院長と懇談 陣羽織もプレゼント】
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220823-mexico9.JPG  続いて、メキシコ在留の邦人を中心に、現地の方々も含めた教育機関となっている日本メキシコ学院へ。

 エクトル河上 日本メキシコ学院長をはじめ、皆さんと懇談させていただきました。

 午前中に日本メキシコ学院で開催された相撲協会の方々による相撲イベントが、子どもからお年寄りまで1000人を超える観客が集まり、大好評だったとのこと。本当に嬉しい限り。

 立派な学院で、京都ご出身の若い女性の先生がお二人もおられ、大活躍中!

 エクトル河上院長には、洛央小学校が制作された陣羽織もプレゼントさせていただきました。大変喜んでいただき、学院内の最も目立つショーウインドーに飾っていただけるとのこと。

 陣羽織の制作に携わった洛央小学校の子どもたちと友禅染職人 黒島 敏さんに改めて感謝。

【日墨交流400周年記念親善公演 大変な盛況ぶりです】
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220823-mexico92.JPG  日本とメキシコの交流400周年を記念して開催された親善公演。冒頭にご挨拶させていただきました。

 1609年に千葉県沖で難破したメキシコ船(当時はスペイン領)から村人が317名救助されたこと。翌年、徳川家康により建造された船がメキシコを訪問した日本人が、京都の商人である田中勝介だったことに触れて、ひときわ大きな拍手が。

 メキシコ在住の方々にとって、久しぶりに日本文化に直に接する機会。会場は超満員で開演2時間前から並ぶ方もおられました。

 女人舞楽原笙会、宮下バレエ団、京小町踊り子隊の皆さんによる華やかな上演。一瞬たりとも見逃さずに脳裏に焼き付けようとされている観客の真剣な眼差しがとても印象的でした。

【駐メキシコ大使との夕食会 メキシコ食材による日本料理を堪能】
220823-mexico93.JPG  メキシコ滞在1日目もこれが最後の公式行事となります。小野 正昭 駐メキシコ日本国大使が主催された夕食会にご招待いただきました。

 400年にわたる日本人とメキシコ人との交流の尊い努力の積み重ねを大使館の方々から聞かせていただき、市民区雄流、都市交流の大切さを実感。

 参加者一同、すっかりメキシコの雰囲気にも浸り、とても和やかな雰囲気。皆さんとの会話もとても弾みました。また、サボテンのごま和えなどメキシコ食材をうまく活かした日本料理も堪能させていただきました。

 小野大使をはじめ大使館の皆さんに深く感謝申し上げます。