2010/09/16
DO YOU KYOTO?バスが京都のまちを走ります
【16日はDO YOU KYOTO?デー】
毎月16日は、DO YOU KYOTO?デー。今年2月以降は毎月、地下鉄で登庁しています。
連日、深夜までの仕事が続き、今日は体調管理のために公用車で登庁。新聞社の取材を受け、そのことを率直にお話ししました。
民間企業をはじめ、多くの市民の皆さんにご理解いただき、着実にDO YOU KYOTO?の輪が広がっている中、私も改めて地道に実施して参ります。
【DO YOU KYOTO?バスが京都のまちを走ります】
「環境にいいことしていますか?」という意味で世界共通語となっている「DO YOU KYOTO?」。より広く市民の皆さんや観光客の方々に知っていただこうと、市バスの車体全体に「DO YOU KYOTO?」のデザインをラッピングした市バスが完成。
市役所前広場で、中京もえぎ幼稚園、京都カトリック親愛幼稚園、御池保育所の子どもたちにも参加いただき、オープニングイベントを開催しました。
「DO YOU KYOTO?」のロゴマークをデザインしていただいたグラフィックデザイナー 松永 真さんも東京からわざわざお越し下さいました。
ラッピングバスにデザインされた澄んだ青空に象徴されるように、いつまでも美しくかけがえのない地球と人類が共存できるよう、これからも市民の皆さんをはじめ多くの方々と共に、環境にやさしい取組を推進して参ります。
ご協力いただきました皆さんに深謝。
【人事委員会から給与勧告をいただきました】
人事委員会 彦惣 弘 委員長、松井 珍男子 委員、津田 幹雄 委員から、本市の職員給与等についての勧告をいただきました。
本市職員の給与と市内の民間事業所従業員の給与を比較した結果に基づき行われるもので、ボーナスを0.2月分引下げる勧告。民間企業の厳しい状況を反映したものであり、真摯に受け止めます。
現在、京都市の厳しい財政状況の下で緊急の特別対策として本市独自に行っている全職員の給与減額措置を考慮すると本市職員の給与が低くなるとの結果も報告されており、今後適切な対処を検討して参ります。
【JICAボランティアの皆さんがご来庁】
開発途上国で草の根レベルで様々なボランティア活動されるシニア海外ボランティアと青年海外協力隊の皆さんがお越し下さいました。JICA大阪国際センター 酒井 利文 所長、NPO法人京都海外協力協会 塩見 日出勝 会長もご一緒です。
皆さんは、10月から2年間にわたり、フィリピン、ザンビア、サモア、パプアニューギニアなどに派遣されるご予定。異なる文化や習慣に溶け込みながら、現地の人々と共に生活し、相互理解を図りながら活動されます。本当に頭が下がる思い。
想像を絶するほどのご苦労があることと思いますが、くれぐれもお身体だけは気をつけて、無事に任務を終えられることを祈念致します。
【総合特区制度で京都の未来を切り拓きます】
午後からは、市長記者会見を実施しました。
国が新成長戦略に基づき、規制の特例措置や税制・財政・金融上の支援措置等をパッケージ化して行う総合特区制度。京都市から国に提出する3つの特区提案を発表しました。
美しい町並と文化の保存・活用プロジェクト、岡崎国際交流・文化観光ゾーン活性化プロジェクト等を掲げた「歴史と環境で世界を魅了する国際観光都市・京都総合特区」。
京都・高度人材交流拠点構想、京都コンテンツクラスターの形成、らくなん進都の整備を掲げた「知恵と人材の交流都市・京都総合特区」。
伝統ある京野菜文化の継承プロジェクト、京の森・木のまち創造プロジェクトを掲げた「人と生命と環境を育む京の農林業総合特区」。
3つの総合特区により、京都の持つ強みを最大限に活かして、都市の魅力を更に高めると同時に日本の発展を京都が牽引できるよう、国との協議も含め、市民ぐるみで努力して参ります。
【植柳学区の皆さんとおむすびミーティング】
西本願寺の寺内町として、発展してきた植柳学区。京仏具や数珠、香など京都が誇る伝統産業に携わる方が多くおられます。
今日は、植柳学区の活性化に取り組まれている「植柳まちづくりプロジェクト」と植柳自治連合会の皆さんとおむすびミーティングを開催。
植松児童公園に集合し、皆さんから50年前と現在の町並みの変遷を写真でご紹介いただきながら、学区内を視察。その後、本願寺京都教区教務所を会場に懇談させていただきました。
かつては西本願寺への参拝には公共交通機関で多くの方が来られて、地域は参拝者で賑わっていました。現在は大型貸切りバスでの参拝となり、参拝者と地域とのつながりが薄れてきて、寂しくなってきており、危機感と使命感を抱かれています。素晴らしい伝統と地域力のあるこの地を何としても活性化しようという熱意と行動力に頭が下がる思いです。
皆さんは、学生さんも含めて毎月16日早朝に地域一帯の清掃活動や、仏具おりんを活用して手作りの風鈴を店先に取付ける取組など、地域の活性化のために積極的に活動されています。年末には、恒例の西本願寺のすす払いに100名もの方が参加されるご予定。
来春、西本願寺前にオープンする仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」や、梅小路公園の水族館との連携も期待が高まります。
皆さんとお話させていただくと、地域を愛する思いがひしひしと伝わってきます。京都の地域力、人間力に改めて感服です。