2010/10/04
財政健全化に向けて 財政有識者会議から提言
【究極の美「西陣織」に感服 西陣織元コレクション】
京都が誇る伝統産業の一つ「西陣織」。近年は、国際化の進展や生活様式の多様化により、大変な苦境に直面しています。
そうした状況を打開しようと、西陣織工業組合の皆さんのご主催により、西陣地区の織元が一斉に新作発表会を行う「西陣織元コレクション」が初開催。会場の一つとなっている西陣織会館に伺いました。
展示されている西陣織を拝見。豪胆かつ繊細、華やかでありながら落ち着きのあるデザインの西陣織に感服。西陣織工業組合 渡邉 隆夫 理事長から丁寧にご説明いただきました。
西陣織はまさに「芸術作品」であることを改めて実感。丹念かつ丁寧に、一つ一つに真心を込められて制作される伝統産業製品。京都が作り出す「ほんまもん」の魅力は、時代が変わろうとも必ず多くの人の心に届くことを確信。
これからも西陣織工業組合 渡邉 隆夫 理事長をはじめ、西陣織に携わる皆さんと共に、京都の伝統産業の活性化に全力で取り組む決意を新たにしました。
西陣織コレクションは、西陣地区に所在する100箇所の店舗でも展示会が行われています。
その一つ、となみ織物さんにお伺いしました。
となみ織物さんは、二条城の障壁「松鷹図」のデジタルアーカイブを活用されて、7年がかりで帯地を作製。今年5月に二条城にご寄贈いただきました。
展示されている作品を拝見。流麗な意匠や豊かな色彩の西陣織、中でも10メートルを超える意匠図は圧巻でした。
続いて、服部織物さんを訪問。
展示会場には、鎌倉時代に制作された絵巻物「佐竹本三十六歌仙絵巻」を西陣織で表現された作品が飾られていました。高名な画家の下絵により、2年もの歳月が費やされた作品。50色以上の色糸を本金糸・本金箔で「三十六歌仙絵巻」に描かれた大宮人たちの表情を鮮明に織り出されています。
見事な作品の数々を堪能させていただきました。
【財政健全化に向けて 財政有識者会議から提言】
国の三位一体改革による大幅な地方交付税の削減や急激な景気後退の影響等により危機的な状況に直面している京都市財政。
その健全化に向けて、硬直的な財政構造を抜本的に改革し、恒常的な財源不足を解消する手立てを中長期的に講じるために、昨年12月から「京都市財政有識者会議」を設置し、外部有識者の皆さんに精力的にご議論をいただいてきました。
本日、委員をお務めいただきました伊多波 良雄 座長をはじめ、安保 千秋氏、位髙 光司氏、野間 光輪子氏、松山 大耕氏、横井 康氏が市役所にお越しいただき、提言を頂戴しました。
少子高齢化時代を見据えた納税者の負担と行政サービスのあり方、公共投資や人件費のあり方などの提言をはじめ、今後10年間の中長期財政シミュレーション、更には財政構造改革のための目標設定と実行計画の必要性について貴重な提言が盛り込まれています。
委員の皆さんの英知の結晶である提言を真摯に受け止めて、全庁が一丸となって、京都の未来を切り拓くために、財政健全化に向けて取り組んで参ります。
伊多波 良雄 座長をはじめ、委員の皆さんに心から感謝申し上げます。
【ハートミーティングで雑誌の取材を受けました】
私と職員が本音で意見交換をする「ハートミーティング」。私が市長に就任してから取り組みはじめて、これまで18回開催してきました。
株式会社ぎょうせいが発行する地方自治体職員を対象にした月刊誌「ガバナンス」から、全国的に脚光を浴びているハートミーティングをぜひ取り上げたいとのご依頼があり、取材を受けました。
ハートミーティングの取組は、地域主権に向けた自治体改革となり、職員の研修や養正となっていること、また、普段なかなか話す機会がない職員の皆さんとお話しすることで、お互いに新たな発見があり、意思の共有が図れていること、風通しの良い職場づくりなどに効果が発揮されていることなどをお話しさせていただいました。
【STSフォーラム歓迎レセプション 清水寺で開催しました】
科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム「STSフォーラム」。昨日から第7回年次総会が、京都で開催されています。
今日は、府、市、商工会議所により、地元主催歓迎レセプションを清水寺円通殿で行いました。
毎年、京都の社寺等で開催しており、一昨年は建仁寺、昨年は上賀茂神社で開催。
世界遺産の境内の一角で行われたレセプション。出席いただきました外国人の方々も大変喜んでいただきました。
3年連続で来られているカナダの科学者からは、ボストンの科学者と京都で再会できたことがとても嬉しいということを伺い、京都で科学者の輪が拡がっていることは本当に心強い限りです。
会場をご提供いただきました清水寺 森 清範 貫主をはじめ、関係者の皆さんに感謝申し上げます。