2010/10/14
歴史都市の価値を高める観光について議論 歴史都市市長シンポジウム
【繊維技術センター跡地が同志社大学の校舎になります】
10月1日に工業技術センターと統合して、新産業技術研究所として新たな出発をした繊維技術センター。その跡地を同志社大学に売却することを決定し、今日は、八田 英二 学長と共に市役所で共同記者会見を行いました。
同志社大学は、新設する国際関係の学部やグローバルスタディーズ研究科などの新校舎を建設される予定。今出川キャンパスでは、8千人の学生が増加することになり、学生のまち・京都の更なる活性化が期待できます。
一時期、工場等制限法などにより市内での大学の新設・増設は困難だったため、大学の流出が続きました。しかし、平成14年に同法が廃止されるとともに、市の大学支援策なども功を奏し、再び市内への大学の集積化が進みつつあります。
今後、国内の学生の数は減少し、都市間競争、大学間競争が更に激化されることが予想され、ますます大学政策が重要となります。本市では、山ノ内浄水場跡地活用方針(案)でも大学を誘致することを提示したところ。
引き続き、大学コンソーシアム京都や市内の大学と連携して、大学のまち・京都の魅力を高めてまいります。
【世界歴史都市会議総会 奈良宣言を採択して閉幕】
午後から世界歴史都市会議の総会に出席するために奈良へ。
総会では、歴史都市が持続可能な都市のモデルとして、一層連携・協力することに力を注ぐ「奈良宣言」を採択しました。
また、2年後にベトナムのフエ市での世界歴史都市会議の開催も決定。
参加された20カ国55都市500名の皆さんと共々に歴史都市の保存と継承に全力を注ぎ、フエ市での再会を誓い合いました。
【世界歴史都市会議絵画コンテスト 入賞作品を表彰】
歴史都市会議の開催に併せて行われた世界歴史都市会議「絵画コンテスト」。
「伝えたい!私たちのまちの文化遺産」をテーマに世界歴史都市連盟の加盟都市の小・中学生から公募。総会開催前に入賞作品を鑑賞しました。
歴史都市会議閉会式では、受賞作品を表彰させていただきました。
絵画コンテストを契機に、各都市で身近にある文化遺産を改めて見つめ直し、世界中の大切な文化遺産について理解や知識が深まることを祈念。
【歴史都市の価値を高める観光について議論 歴史都市市長シンポジウム】
歴史都市会議終了後、奈良市のご主催により歴史都市市長シンポジウムが開催。
仲川 奈良市長にコーディネーター役をお務めいただき、バララット市長、慶州市長、フェレンツェ副市長、イスファハン市長とともに私はパネリストとして出席。
歴史都市にとって、観光産業は基幹産業の一つとなり、大変重要なもの。「歴史都市の価値を高める観光」をテーマに、持続可能な歴史都市と調和した観光について議論しました。