2011/02/10
低炭素社会の構築に向けて 日本初のEVバス運行実証実験がスタート
【低炭素社会の構築に向けて 日本初のEVバス運行実証実験がスタート】
京都市が国土交通省に申請していた「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」が選定され、今日から16日まで三菱重工株式会社と共同で実施する日本初のEVバスの運行に関する実証実験。
市役所前広場にEVバス用の急速充電設備を設置し、市役所前から2つの循環ルートをEVバスが運行します。
今日は、加藤 盛司 市会議長、柴田 章喜 副議長、三菱重工 宮永 俊一 常務にご臨席いただき、市役所前広場で出発セレモニーを開催しました。
明治時代に市電を日本で初めて走らせた京都で、次世代自動車普及の取組が行われることは大変意義深いこと。多くの成果を挙げて、低炭素社会の構築につなげて参ります。
【海外から低炭素都市の先駆的な取り組みをされている方々がご来庁】
本市をはじめとする環境モデル都市に選定された都市など、低炭素都市づくりに意欲ある地方自治体や中央省庁、関連団体など192団体が参加する「低炭素都市推進国際会議ⅰn京都」。
明日の開催に先立ち、アメリカ ボルダー市 スーザン市長、ドイツ フライブルク市 ヴェルナー 環境保護局長、スウェーデン ベクショー市 テニィエ 市議会技術サービス委員長が市役所にお越し下さいました。内閣官房から小林 利之 地域活性化統合事務局次長、大滝 昌平 参事官もご臨席いただき、ありがたいことです。
夜には、低炭素都市推進国際会議ⅰn京都のレセプションに出席。和泉 洋人 内閣官房地域活性化統合事務局長もお越しになり、皆さんと懇談しました。
低炭素社会の構築に向けて、海を超えて地球規模で取り組むことが大変重要です。先進的な取組をされている皆さんと懇談し、DO YOU KYOTO?の輪を更に拡げ、共々に懸命に取り組んで行くことを誓い合いました。
【懐かしい看板が市役所に 京都琺瑯町名看板プロジェクト】
明治後期から昭和初期にかけて全国で設置され、レトロな筆文字と大礼服マークが印象的な仁丹の琺瑯町名表示板。
設置された看板は、全国的に消失されていく中、今も町中にたくさん残っているのは歴史都市・京都ならではです。
しかしながら、京都でも徐々に減ってきているため、風情ある看板を復活してほしいとのお声を受けて、株式会社森下仁丹さんが「京都琺瑯町名看板プロジェクト」に取り組まれています。
今日は、その記念すべき第1号として市役所に看板が設置。森下仁丹 駒村 純一 社長、渡文 渡邉 隆夫 社長、京都造形芸術大学 久谷 政樹 名誉教授とともに設置式を開催しました。
市役所の壁面に掲げられた看板は、京都の町並みに溶け込み、市民の皆さんや観光客の方々に親しまれることを確信。
これからも更にプロジェクトを推進いただき、共々に京都の観光客をもてなしていただきたいと思います。
【低炭素社会の実現に向けて 京都市環境審議会から答申】
京都市環境審議会 内藤 正明 会長、仁連 孝昭 地球温暖化対策委員長、笠原 三紀夫 環境保全基準部会長から新京都市地球温暖化対策計画の策定に係る基本的な考え方と京都市環境保全基準の改正について答申をいただきました。
昨年10月、市内から排出される温室効果ガスを2020年度までに1990年度比で25%削減することを目標に掲げて、地球温暖化対策条例を改正。いただいた答申は、京都の特色を活かしながら、25%削減の目標達成のための新たな行動計画となるものです。
環境保全基準の改正についても、市民の皆さんの安心・安全の基礎となり、美しい京都を未来に引き継いで行くために大変重要なもの。
委員の皆さんの叡智が結集された答申。最大限に取り入れながら新たな地球温暖化計画の策定と環境保全基準の改正につなげて参ります。深謝。