2011/03/14
京都市東北地方太平洋沖地震緊急支援対策本部会議を開催
【京都市東北地方太平洋沖地震緊急支援対策本部会議を開催】
東北地方で発生した大地震。本市では、地震発生後直ちに「東北地方太平洋沖地震災害対策連絡会議」を設置するなど、24時間体制で被害情報の収集、被災者の救助・救援の取組を行なっているところです。
本日、支援対策をさらに強化するために、「京都市東北地方太平洋沖地震緊急支援対策本部会議」を設置。副市長をはじめ幹部職員が集結し、これまでの対応状況について情報共有するとともに、今後行なう取組等について協議。
これまでの緊急消防援助隊や災害医療チームの派遣、支援物資の搬送等に加えて、区役所など260施設での義援金募集の開始、市営住宅での被災者の受入れ等の対応を行うことを決定しました。
私からは、「今、一人一人の職員が、何ができるか、何をなすべきか」を懸命に考えて、局として主体的に、そしてスピード感と柔軟性を持って対応していただきたく、次の4点を各局長に指示しました。
1.今後も国・自治体からの応援要請があったときには、迅速に対応できるよう、人的・物的な支援体制の準備に全力を尽くすこと。
2.復興の段階で被災者を京都で受け入れることができるように、しっかりと支援する体制を確立すること。
3.復興では、心のこもった義援金が大きな役割を果たすことから、職員が率先していただくと同時に、市民の皆さんに広く協力を呼びかけること。
4.復興段階で長期的かつ広範囲にわたってボランティアのお力が必要。現地の受入れ体制が可能となった段階で、市職員を先頭にボランティア活動に取り組んでいただきたいこと。ただし、現時点では人命救助が最優先です。ボランティアを希望される方は、準備体制を整えていただきまようお願いします。
今回の地震の被害は、かつてない規模かつ広範囲にわたっており、被災地の復旧・復興のためには、長期にわたって、総合的な取組が必要です。
市民の皆さんのご協力をいただきながら、京都市の総力を挙げて被災地の支援を共々に行なう決意です。積極的なご協力をお願い致します。
【東北地方太平洋沖地震 救援物資第一陣の皆さんが帰京】
東北地方太平洋沖地震の発生を受けて、12日にトラックや市バス車両で、仙台市に救援物資の搬送を行なった本市職員18名が、本日午後に帰京しました。
皆さんは、乾パンやアルファ化米、飲料水、粉ミルク、災害救助用毛布、仮設トイレなど、多くの被災者が待ち望んでいる救援物資を迅速に被災地に届けました。
東北自動車道はひび割れなどで路面状態が悪いこと、住民が列をなして公衆トイレの水を汲んでいることなど、被災状況をお聞きし、改めて現地の悲惨な状況に胸が痛みます。
本日お昼過ぎには第二陣が、そして、夕方には第三陣となる救援物資隊を派遣。引き続き、京都市の総力を挙げて被災地の支援を行なって参ります。
【京都・東山花灯路を終了 明日からは「京都・東山祈りの灯り」の実施へ】
今月12日から開催している「京都・東山花灯路」。
被害を受けられた地域の一日も早い復旧・復興を願うとともに、犠牲となられた方への哀悼の気持ちを込めて、本日をもって終了することとしました。
明日から21日までは、「京都・東山祈りの灯り」として、高台寺公園に「祈りの広場」を設置し、訪れて下さる方々から被災地に向けてのメッセージや義援金を募ります。
花灯路の開催に向けて、多大のご準備をいただいてきた皆さん、観光関係の方々には、苦渋の決断となりますが、多くの方に祈りの広場を訪問いただき、メッセージや義援金をお願いしたいと思います。