2011/03/22
京都力・市民力を活かして被災者の受入れを支援します
【京都力・市民力を活かして、被災者の受入れを支援します】
東北地方太平洋沖で発生した未曾有の大震災。福島県の原発事故も影響して、避難地での生活を余儀なくされる被災者は増加しています。
京都市では、これまで避難されてこられた方に市営住宅において、38戸177名の方々を受け入れてきたところです。
本日、第5回京都市東北地方太平洋沖大震災緊急支援対策本部会議を開催。
今後、市営住宅の200戸の受入れ拡大、下京地域体育館など一時的に約1,000名の被災者を受け入れる緊急避難所、市が保有する施設から約3,000名分の宿泊可能施設を確保し、合計5、000名分の被災者の受入れる体制を構築。
また、市営住宅、民間住宅を含め、被災者に無償で住宅を提供する窓口を一元化する「被災者向け情報センター」を設置。市民の皆さん、地域の自治組織、さらには、企業の寮、寺社の宿坊、大学の施設などから住宅提供を受け付けます。
まさに、京都市ならではの「地域力」と「市民力」を発揮した受け入れ体制です。
さらに、日本青年会議所が27日まで取り組まれている救援物資にも全面協力。28日からは、区役所等でも救援物資を受け付けます。
今回の震災は、東日本だけでなく、まさに日本の危機。京都の総力を挙げて、地域ぐるみで被災者の支援を行って参りますので、多くの方のご協力をお願いします。
【食の安全安心推進計画の策定に向けて 京都市食の安全安心推進審議会から答申】
京都市食の安全安心推進審議会 北畠 直文 会長、家原 知子 副会長から「京都市食の安全安心推進計画(仮称)」についての答申をいただきました。
昨年4月に食の安心・安全条例を制定し、食の安心安全はもとより、京都の食文化の更なる発展に取り組んでいるところ。皆さんの叡智の結晶である答申は誠に心強い限り。提言を重く受け止めて、速やかに計画を策定して参ります。
提言のとりまとめにご尽力をいただきました皆さんに心から感謝を申し上げます。
【岡崎地域活性化ビジョン検討委員会から提言をいただきました】
美術館や動物園、京都会館、都メッセなどの文化施設等が集積し、平安神宮や南禅寺、日本庭園など、数多くの文化財を有する岡崎地域。国内外から年間500万人が訪れ、国際文化観光都市・京都にとって大変重要な場所です。
岡崎地域を世界に冠たる文化交流ゾーンとして機能強化を図り、更なる賑わいを創出するために、昨年7月に岡崎地域活性化ビジョン検討委員会を設置。これまで侃々諤々のご議論をいただいてきました。
本日、門内 輝行 委員長をはじめ、委員の皆さんから「岡崎活性化ビジョン(案)」を頂戴しました。
市民の皆さんの関心も非常に高く、中間案で実施したパブリックコメントでは、565件もの貴重な意見やアイデアをいただきまいた。
委員の皆さんの叡智と市民の方々の熱い思いが込められた「岡崎活性化ビジョン(案)」。速やかに本市でも検討して、ビジョンの策定に向けて取り組んで参ります。
【京都市で働く魅力をお話ししました 京都市職員採用ガイダンス】
「京都市のために働きたい!」という志をお持ちの皆さんを対象に今年も「京都市職員採用ガイダンス」を開催しました。
年々参加者は過去最高を記録し、昨年は720名の方にご参加いただき、今年はさらにそれを上回る状況。会場となった京都会館第2ホールは満員です。私から皆さんに京都市で働くことのやりがいを中心に思いを込めてお話しさせていただきました。
講演途中で、片山総務大臣から緊急の電話が。福島原発に京都市からも派遣要請です。ただちに消防局長に指示し、派遣を行うことを決定しました。
【堀川高校の皆さん お帰りなさい!】
今月7日から15日まで、ボストン・ワシントン・ニューヨークの3コースに分かれて、アメリカでの海外研修に行っておられた堀川高等学校探究科1年生の皆さん。
無事に海外研修を終えられて、帰国されました。
出発前に生徒さんに預けたトーマス・メニーノ ボストン市長への親書もしっかりとお届けいただきました。
10代の多感な時期に海外での研修は、生徒の皆さんにとって一生の財産となったことでしょう。
【森林整備隊の皆さんとおむすびミーティング】
財団法人京都市森林文化協会の「森林整備隊」の皆さんとおむすびミーティングを開催。
皆さんは、近年大変な問題となっている京都三山を中心としたナラ枯れ対策をはじめ、広葉樹林を中心とした森林整備作業に取り組まれています。
京都は三方を山に囲まれ、木の文化を育んできた類まれな都市。自然と共生する豊かな暮らしを大切にしてきたまちを支える皆さんとじっくりと語り合いました。
近年、街中から見ても容易に分かるほど、三山のナラ枯れが深刻です。皆さんと語り合うことで、京都市でもナラ枯れ対策に取り組んでいく重要性を改めて胸に刻みました。
おむすびミーティングの前には、森林整備隊の皆さんのカシノナガキクイムシによる被害木の伐倒処理作業を見学させていただきました。
人口林で手入れされたスギやヒノキと異なり、自然に枝葉を伸ばした広葉樹は、伐倒する際にバランスを保つのが困難。とても知識と経験が問われるとともに、大変な危険も伴います。
私も電動ノコギリで伐採を少しお手伝いさせていただきましたが、本当に大変でした。
京都の伝統と文化にも多大の影響を与えてきた三山の環境保全に取り組んでいただいている皆さんに心から敬意を表します。
【吉田義男さんから義援金をいただきました 京都スポーツの殿堂入り記念会】
京都にゆかりのあるトップアスリートの功績を称え、そのお力を市民スポーツの振興をはじめ、子どもたちや市民の皆さんに夢と希望を与える「京都スポーツの殿堂」。
記念すべき第1回殿堂入りをしていただいた吉田義男さんの殿堂入り記念パーティに伺いました。東北地方太平洋沖地震復興チャリティも兼ねての開催です。
「京都の野球発展のため、子どもたちとたくさん接していきたい。それが故郷に対する務めだ。」との熱い思いで京都のために多大のご尽力いただいている吉田さん。本当にうれしい限りです。
この日は、吉田さんと奥様の篤子さんから多額の義援金もいただきました。吉田さんの温かいお志に感謝と敬意の意を表します。