2011/08/11
観光立国・日本を牽引 昨年の外国人観光客は過去最高となる98万人に
【水の名所・京都での開催 水シンポジウム2011inきょうと】
水が自然や人に与える様々な恩恵と諸問題について、市民・企業・学会・行政が幅広く意見交換をし、「水と人との好ましい関係」を全国に発信する「第16回水シンポジウム2011inきょうと」。水をテーマに特別講演や分科会、現地見学会等が実施されます。
京友禅、茶の湯、湯葉、豆腐、和菓子、京料理、お酒など、市内を流れる川と豊富な地下水で様々なものを産みだしてきた京都での開催は誠に意義深いことです。
土木学会水工学委員長で、同シンポジウム実行委員会 寶 馨 委員長をはじめ関係者の皆さんのお取組に敬意を表します。
【近畿経済産業局 長塚局長がお越しくださいました】
近畿経済産業局 長塚 誠一 局長がお越し下さいました。長塚局長はこのほど経済産業省商務情報政策局長にご転任されることに。
京都産学公共同研究拠点「知恵の輪」、京都の産業界、大学、行政、地域の連携を深める「技術の橋渡し拠点」をはじめ、京都経済に多大のご尽力をいただきましたことに深く感謝を申し上げるとともに、ますますのご活躍を祈念申し上げました。
【観光立国・日本を牽引 昨年の外国人観光客は過去最高となる98万人に】
午後からは、定例記者会見を開催し、昨年の観光調査結果等について報告しました。
平成22年の入洛観光客数は、4,955万人となり、長引く景気低迷や平成21年の新型インフルエンザの影響から着実に回復。過去最高となった平成20年に次ぐ、過去2番目に多い観光客数となり、観光消費額も6,492億円に。
特に外国人宿泊者数は、過去最高の98万人となり、対前年比20万人、25.5%増となり、うれしい限りです。日本を訪れる外国人観光客は、アジア地域が全体の4分の3を占めていますが、京都では欧米からの宿泊外国人が全体の6割以上を占めるなど欧米諸国から人気です。10年前と比較すると、フランスは約7倍、ドイツは約5倍となり、中国からの観光客も4倍に。
京都観光を目的に日本を訪れる方も多く、日本の観光立国の実現に向けて、京都観光が果たすべき役割の大きさを改めて実感です。
引き続き、観光庁との共同プロジェクト「観光立国・日本 京都拠点」の取組をはじめ、京都が日本の観光を牽引して参ります。
【被災地の松を五山送り火で焚き上げることに】
大文字で焚き上げる予定だった陸前高田の松を用いた薪の使用が中止となり、現地で迎え火として焚き上げたことについて、多くの市民の皆さんが残念がられ、「何とかしたい」「京都で何かできないか」との声が多数寄せられました。
そうした中、きょうからはじまる温CO知新のメンバーの方々から、8月15日に市役所前広場で行うイベントで陸前高田の薪を使いたいとの申し出が。また、ボランティアグループの方々からは、陸前高田の薪500本を手配いただきました。
五山送り火の関係者の皆さんにも、焚き上げることを英断いただき、ありがたい限りです。
早速、陸前高田から取り寄せた松が届き、念のために検査機関(盆休みにもかかわらずご尽力)で検査していただくことになりました。