京都市長 門川大作 オフィシャルサイト

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活動日記

2011/08/12

五山送り火で被災地の薪を使用することを断念

【五山送り火で被災地の薪を使用することを断念】
 陸前高田から送っていただいた薪から検体を採り検査をした結果、放射性物質セシウムが含まれていることが確認されました。

 野焼きについては、国において基準が示されていません。

 放射性物質が検出されないことを前提に五山送り火保存会を始め多くの皆さんにご協力をお願いしてきたので、今回は、陸前高田から送っていただいた薪を使用することを断念せざるを得ません。誠に残念な結果であり、心からお詫び申し上げます。

 陸前高田市を始め被災地の皆さん、薪をお送りいただくのにご尽力をいただいた皆さんに、まずは心からお詫びを申し上げます。

 五山送り火保存会揃って受入をご決断いただいた関係者の皆さん、きょうから始まる温CO知新プロジェクトの皆さん、更に、多くの市民、国民の皆さんに、重ねてお詫び申し上げます。

 今回の薪は、屋外に長期間野積みにされ、また、泥もかぶっていたとお伺いしています。そういった薪から放射性物質が検出されたのであって、被災地の産品が同様であるということではございません。

 科学的知見に基づいて、冷静に一つ一つ判断することが大切であると考えます。今回のことが、被災地の産品に対する誤解に繋がることがないよう、皆さんにご理解をお願いいたします。

 京都市として引き続き、市民の皆さんと心を一つにして、被災地、被災者の皆様方の支援に全力を尽くして参ります。

【30年後の京都を見据えて 京都の未来を考える懇話会】
230812-02011.JPG  30年後の京都を見据えて活性化策について話し合う「京都の未来を考える懇話会」。今回で7回目の会議となります。

 早朝から、山田 啓二 知事、立石 義雄会頭、松本 絋 京都大学総長、柏原 康夫 観光協会会長、池坊 由紀 次期家元、白石 方一 京都新聞社社長と協議。

 これまでの議論を踏まえて、比類なき文化を創造し続ける企業・大学・個人が躍動し、多極分散の核となる京都を目指すことなどが掲げられた中間まとめ素案に基づき、更に議論を深めました。

【日本料理アカデミー 村田理事長がお越し下さいました】
230812-03011.JPG  世界に誇るべき日本の食文化や料理技術の素晴らしさを世界に広く普及し、次代に受け継ぐことに取り組まれている日本料理アカデミー。村田 吉宏 理事長がお越し下さいました。

 外国の方々への日本料理の紹介、海外の料理人に対する京都研修プログラムなどを実施されるとともに、本市小学校での食育活動にも積極的にご尽力いただき、大変お世話になっているところです。

 また、東日本大震災では、村田理事長をはじめ京都の料理人の方々が中心となって、東北の食文化を守るため、「ソウルオブ東北」を設立。被災地にキッチントレーラーを派遣し、京都の料理人の皆さんで炊き出し支援を計画されたり、被災地域の食文化の復興と新たな発展に尽力する人材育成を目指して奨学金制度を創設されるなど、被災地支援を力強く展開されています。

 村田理事長をはじめ関係者の皆さんのお取組に頭が下がります。

【京都行政評価事務所 角田所長がお越し下さいました】
230812-05011.JPG  このほど総務省京都行政評価事務所長に就任された角田 祐一 所長がお越しくださいました。

 国や特殊法人等の業務について行政評価や監視をされるだけでなく、行政相談を実施されるなど、私たちの生活の身近な活動にも取り組まれている京都行政評価事務所。また、近年は年金記録問題にも取り組まれています。

 京都市では、行政評価条例を制定するなど、全国で最も進んだ行政評価システムを構築するとともに、消費者相談活動などに力を入れて取り組んでいるところ。

 角田所長と連携しながら、よりよい行政の推進に取り組んで参ります。

【鎮魂と復興の祈りのために新たな取組も 五山会長・協賛会会長会議】
230812-04011.JPG  夕方からは京都会館で開催された五山送り火の五山会長と協賛会の会長の皆さんで実施された会議に出席させていただきました。

 この間、京都市からの要請に対して、多大のご協力をいただいたことに厚く御礼を申し上げるとともに、今回の中止について心からお詫びさせていただきました。

 皆さんからは、このままで終わせるのでなく、五山として何ができるかをご協議。その結果、各山と連合会から割り木を京都市に拠出され、15日に実施される「きょうから始まる温CO知新」において、震災でお亡くなりになられた方への鎮魂、被災地の復興の祈りを書いていただき、各山で焚きあげることになりました。

 犠牲者の鎮魂、被災者の皆さんの支援、復興への祈りなど皆さんとの思いは一つ。しっかりと手を携えながら進めて参ります。