2012/04/15
ベトナム・フエ市長を表敬訪問
フエでの活動初日となる今日は、フエ市役所でヴィン市長を表敬訪問。ユン議長もご同席いただく中で、温かい歓迎を受けました。
フエは50以上の寺院がある宗教都市、7つの大学に人口の10%以上の学生さんが学ぶ、大学のまち。更には伝統産業から先端産業まで盛んであり、京都との共通点がとても多いです。
ヴィン市長は日本の高齢化率の高さに注目され、フエに老人ホームを作って日本人の老後はフエで居住する政策を進めたいとの提案も!
なお、フエ市からは外務省等を通じて、1985年から「姉妹都市」締結の提案を頂き続けてきたところ。来年の日越国交40周年を目途に「パートナーシティ」締結に向けて取り組んでいくことに。世界歴史都市会議の開催を契機とした新たな一歩となりました。
【フエ市立博物館で京都の伝統産業品展示会オープニング式典】 続いてフエ市立博物館で開催される伝統産業製品展示会オープニング式典に出席しました。日本語学校で学ぶ子どもたちもたくさんご参加。
京都の会社 繍栄さんをはじめ多くの方々のご協力により実現に至ったもの。フエの方に京都の伝統産業製品の魅力をPRいただき、有難い限りです。井田 敦 社長をはじめ関係者の皆さんに心から感謝致します。
なお、刺繍や縫製など日本の着物の多くがベトナムで作られています。
【フエ大学学長らと昼食会】 お昼はフエ大学 トアン学長らとの昼食会。フエの伝統的な料理をいただきました。トアン学長とは、先月開催の日越学長会議など京都で二度お会いしている間柄。ハン国際協力室長、今秋から京都大学に留学されるプオンさん、京都大学の高木 佳子 先生もご参加いただき懇談。
フエの文化を深く理解する絶好の機会となり、うれしい限り。京都の大学との更なる連携・交流を共々に誓い合いました。
【伝統的な建築物を視察】 昼食会の後はバスで移動し、フエ市キムロン地区の伝統的な木造家屋「ガーデンハウス」を視察。保存活動に日本の文化庁や大学、学生さんたちが貢献されています。
京都でも同様ですが、古い建物を保存するための住民と行政の苦労が伺い知れ、とても興味深く見せていただきました。
ガーデンハウスをもう1軒訪問。こちらでは88歳のおばあさんの心温まるご案内。うれしい限り。
バスの車中から見える町の様子はフランス文化と中国文化、そしてベトナム文化が交わり、混沌した中で活気に満ちています。
子どもが多く、昭和30年代の日本を彷彿とし、経済成長著しいこの国のエネルギーを感じます。
【市民ツアー参加者らと夕食会 友好を深めました】 夕方からは鈴木 マサホ 議員をはじめ安孫子 和子 元市議、山本 恵 元市議、仏教大学の学生さんなど市民ツアー参加者の皆さん、フエ在住の日本語教師や生徒の方々との夕食会。
フエでストリートチルドレン自立支援活動に取り組まれているボランティア団体JASSの小山 道夫さんもご参加いただき、友好を深めました。
日本の方々が、ベトナムで20年間にわたり、ストリートチルドレンの自立支援施設「子どもの家」を設立・運営されています。そこから立派に育たれている方々の姿に接し、感動しました。
【フエフェスティバル閉会式】 この日の最後はフエフェスティバル閉会式を見学。今回は国家的行事に位置付けられての開催。
幻想的にライトアップされた阮朝王宮を舞台に太鼓の力強い演奏、バラエティに富んだ踊りの数々、更には花火等を拝見。
京都でのイベントを開催する際にとても参考になります。