2012/08/26
民間主体で経済、環境、文化、教育等の交流を促進 中国・青島市とパートナーシティ提携を締結
早朝から関西空港へ。今日から4日間、田中 田鶴子 副会長、顧問を務められる繁 隆夫 市議をはじめとする26名の京都青島市民交流会訪問団の皆さん、有馬 賴底 理事長をはじめとする32名の京都仏教会交流団の皆さんらと共に中国を訪問。今回、パートナーシティ提携を結ぶ青島市と姉妹都市 西安市に向けて、いざ出発!
【青島市の「八大関景区」「青島ビール博物館」等を視察】 まずは、関空から約3時間かけて青島市へ。
到着後、青島市内の「八大関景区」「青島ビール博物館」等を視察。 「八大関景区」は、1930年代に青島に滞在していた各国の官僚や資本家が趣向を凝らして建てた別荘が残されており、「世界建築博物館」と称されています。最も有名なのは、ロシア人が設計し、蒋介石も別荘として利用した「花石楼」。他に、アメリカ人が設計し、今は高級ホテルの「八大関賓館」や、日本人が建てた「元帥楼」等もあります。時間がまったくないため「小魚山公園」から拝見。
中国最古、最大のビールメーカーとして世界に知られる「青島ビール」。日本でも結構売っていますので、皆さんも飲まれたことがあるのではないでしょうか。発祥の地にある「青島ビール博物館」でその歴史や製造工程を見学。元工場の博物館は1903年築の煉瓦造り。味わい深く、とても素敵でした。試飲のビールも味わい深かったです(笑) ただ残念なことに、アジア最大級と言われる「青島国際ビール祭」は日程が合わなくて拝見できず・・・。パートナーシティ提携を記念して、京都で青島ビールも含めたビールと日本酒のお祭りを開催してはとの声も・・・。なお、アサヒビールが20数%の株を保有され、共同開発されています。 【青島における京都の魅力の発信拠点「京都インフォメーションセンター」を訪問】 グランドリージェンシーホテルにある、青島市における京都の魅力の発信拠点「京都インフォメーションセンター」を訪問。ホテルのオーナーの李 誌 氏のご厚意を得て、京都青島市民交流会の皆さんが運営してくださっています。
昨年9月のオープニング式典には、私の代理で細見 元副市長が出席。オープン以来、京都の魅力を力強くPRしてくださっているスタッフの皆さんに感謝感謝です。 【民間主体で経済、環境、文化、スポーツ、教育分野の交流促進 青島市とパートナーシティ提携を締結】 青島シャングリラホテルへ。張 新起 市長をはじめ青島市の皆さんから大歓迎を受けました。張市長とは7月に京都でお会いして以来、約1ヵ月半ぶりの再会。嬉しい限りです。 張市長と共にパートナーシティ提携式に臨みました。京都青島市民交流会の皆さん、在青島日本国総領事館 平木場 弘人 総領事にもご臨席いただき、心強い限り。経済、環境、文化、スポーツ、教育分野を中心に、民間レベルの交流・協力を促進し、両市がより一層友好を深めていくことを合意。本市のパートナーシティ提携は、韓国の晋州市、トルコのコンヤ市に次いで3都市目です。
また、この提携を受けて、経済、観光等の分野での交流を促進し、協力関係の発展を図るため、本市産業観光局と青島市商務局との間で経済協力パートナーに関する覚書も締結。さらに、2年後に青島市で開催される「2014青島世界園芸博覧会」への本市出展についての正式合意も。京都市からは、36の国際園の一つとして、庭園「日本京都園」を出展します。なお、パートナーシティということで、青島市には格別のご配慮をいただき、素晴らしい京都園を構想しているところです。
【繁 隆夫 市議が、青島市から青島市人民対外友好協会栄誉理事の称号を授与されました】 その後、両市のパートナーシティ提携に貢献されたご功績により、京都青島市民交流会 顧問を務める繁 隆夫 市議が、青島市から青島市人民対外友好協会栄誉理事の称号が授与されました。繁市議をはじめ京都青島市民交流会の皆さんには、私からも改めて感謝感謝です。 【青島市長主催の歓迎晩餐会に京都青島市民交流会と共に乾杯!】 夜には、青島市長主催の歓迎晩餐会に京都青島市民交流会と共に出席し、アルコール度数70%の中国酒「白酒」も交えて(笑)交流を深めさせていただきました。乾杯!乾杯!に胃袋が・・・。張市長をはじめ青島市の皆さんの温かい歓迎に改めて深謝。 青島市は、人口871万人(京都市の約6倍!)、面積10654k㎡(京都市の約13倍!)を誇る巨大都市。綺麗な海の国際的な沿岸リゾート地であり、中国国内からも多くの方が海水浴に。街路樹が生い茂り、電線が地中化された道路、林立する超高層ビル群、そして、旧市街地はドイツ植民地時代の面影が今もなお残る西洋風の街並み。どれも美しく洗練され、素晴らしかったです。
このパートナーシティ提携を機に、経済協力を中心に、お互いの強みを活かし、切磋琢磨しながら、交流をより一層加速させていきたいと思います。