2012/09/05
「大規模災害時における観光客等帰宅困難者対策」「京の食文化ミュージアム・あじわい館の開設」「通学路の安全確保に向けた取組」 記者会見
午後から定例記者会見を開催し、3つの案件を発表しました。
1点目は、「大規模災害時における観光客等帰宅困難者対策」について。
大規模災害時、通勤・通学先から自宅への帰宅が困難となる方は37万人にも上ることが想定され、特に京都市では、観光客も多く含まれるため、民間の事業所や観光関連団体と連携した対策の構築が課題です。
この度、全国に先駆けて、京都モデルの総合的な対策を講じるため、「ターミナル対策(京都駅周辺)協議会」「観光地対策協議会」「事業所対策協議会」の3つの協議会を立ち上げ、それぞれ関係者の皆さんにご参画いただきながら、スピード感を持って検討を進めてまいります。
2点目は、「京の食文化ミュージアム・あじわい館の開設」について。
京料理に象徴される「和食」を世界無形文化遺産に!という思いを込め、伝統的かつ創造的な京の食文化の素晴らしさを実感していただくと同時に、中央卸売市場とその周辺地域の活性化を図るため、来年4月、中央卸売市場内に「京の食文化ミュージアム・あじわい館」をオープンします。
“京都の四季を五感で味わい、京都の食文化に親しむ!”をコンセプトに、市場の新鮮な食材を活かした料理教室、四季折々の「食」を味わっていただく体験コーナーなどを展開します。また、12月16日から、中央卸売市場の開設85周年記念事業としてプレオープン。市民の皆さん、観光客の皆さん、ぜひお越しください!
3点目は、「通学路の安全対策に向けた取組」について。
本市では、この4月、祇園及び亀岡市で相次いで発生した交通事故を契機に、通学路の安全対策を実施しているところ。
全市立小学校170校の通学路を対象に行った緊急総点検の結果を基に、緊急を要する第1次対策として、路面舗装の補修やポストコーンの設置等のハード面(2380箇所)、通学路の変更や見守り活動、交通安全指導の充実等のソフト面ともに8月末までに完了。
今後、第2次対策として、通学路の安全性を更に高めるため、1100箇所を6億8千万円の予算を使い、また新たにゾーン対策という考え方を導入し、京都独自の通学路の安全対策を図ると同時に、既に現地確認を行っている私立・国立の小学校についても、必要な安全対策を実施してまいります。
【「京都マラソン2013」の成功に向けて 京都マラソン庁内推進本部会議】 今日は、朝一番の局区長会終了後、私を本部長とする「京都マラソン庁内推進本部会議」を開催。
2回目の開催となる「京都マラソン2013」まで残すところ半年。8月22日からランナー募集を開始しましたが、3日で定員に達し、現在3万人を超える応募! 皆さんの関心の高さを実感します。
今年も大会当日の自動車交通総量抑制など課題はまだまだ山積み。全庁が一丸となって取り組み、京都府警などの関係機関ともしっかりと連携することが重要です。
大変な難産の末に生まれた「京都マラソン」を「新しい京都の財産」「新しい市民参加型の事業」として、これからも継続・発展させていくためにも、第2回大会の成功に向けて全力で取り組んでまいります。
市民の皆さん、「3月10日はノーマイカーデー」でよろしくお願いいたします。
【経済産業省 中沢 則夫 研究調整ディレクターがお越しくださいました】 経済産業省 経済産業研究所 研究グループの中沢 則夫 研究調整ディレクターがお越しくださいました。
中沢ディレクターには、6月に東京で開催した「京友会」でご一緒させていただいています。この8月から2年間、永守社長の下、発展を遂げられ、京都の誇りとする企業「日本電産㈱」に派遣されることとなり、京都での暮らしをスタートされました。中沢さんと京都との不思議なご縁を感じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
【台湾から、教育省、大学の教育関係者の皆さんがお越しくださいました】 台湾から、張 明文 教育省中等教育局長、楊 思偉 国立台中教育大学長、黄 冬富 国立屏東教育大学行政副学長、林 天祐 台北市立教育大学長、張 新仁 国立台北教育大学長をはじめとする18名の視察団の皆さんが、市民ぐるみで育む京都の教育の在り方を視察・意見交換しようと、ご来日・ご入洛いただきました。嬉しい限り。大歓迎でお迎えしました。
教育長当時の平成19年、「日本を美しくする会 第2回世界大会」で台北市を訪問し、台北市立教育大学で講演させていただいた記憶が甦ります。
これからも日本と台湾の厚い絆を深め、より良い教育の在り方を追求していくことを共々に誓い合いました。 【京都司法書士会の皆さんがお越しくださいました】 森中 勇雄 会長、内藤 卓 副会長をはじめ京都司法書士会の皆さんがお越しくださいました。
皆さんには、不動産なんでも無料相談、相続登記等に関する無料相談をはじめ本市の市政推進にも多大なご協力をいただいているところ。深謝。
これからも皆さんと手を携え、市民サービスの向上を図っていくことを共々に誓い合いました。
【観光地 東山ならではの「観光・交通・環境(3K)」の課題解決にご尽力 東山3K大賞 表彰式】 観光地ならではの課題解決と東山の活性化に向けた取組を進めておられる東山「観光・交通・環境」協力会議の皆さん。
今日は、顕著なご功績を残された団体等を表彰する「東山3K大賞」の表彰式に伺いました。“京都ならでは”の高台寺の素晴らしい会場です。
今年度、受賞されたのは「粟田大燈呂実行委員会」の皆さん。青森のねぶた祭のルーツとも言われる「粟田大燈呂」を平成20年に180年ぶりに復活。昨年の国民文化祭や東山花灯路でもお世話になりました。 川崎 純性 議長、川本 博明 理事をはじめ東山「観光・交通・環境」協力会議の皆さんの志高いお取組は、まさに京都が誇る「地域力」「人間力」の象徴。心から敬意と感謝。今後の更なる発展をお祈り申し上げます。
【「永遠普遍の書を求めて 米寿記念 古谷蒼韻展」を拝見】 高島屋を会場に、今日から始まった「永遠普遍の書を求めて 米寿記念 古谷蒼韻展」を拝見。
日本芸術院会員で文化功労者。名実共に日本を代表する書家であられる古谷 蒼韻 先生が88歳を迎えられ、それを記念しての展覧会。
初期から最新作までのおよそ80点の作品を拝見。書壇最高峰の芸術と作品から垣間見える先生の生き様を堪能させていただきました。京都の書道界のトップリーダーの方々が丁寧にご説明くださいました。深謝。