2013/06/10
先進事例を大いに吸収 フライブルク市の自転車政策を視察
今日からフライブルク市での活動が本格化します。朝からフライブルク市の自転車政策を学ぶために、フライブルク市内を歩いて視察。その後、市庁舎で説明をじっくり伺いました。
フライブルク市では、住宅地から公共交通機関までの距離が500m以内となるように、集合住宅を多くし、人口密度の高い住宅政策を推進。その一方で、一時的に人が集中しないように、職住混合のまちづくり、百貨店など大規模店舗は設置しないなどの工夫も。
また、2020年までに市内交通に占める自転車の割合を30%以上増加することを掲げて、様々な施策を展開。自転車専用道の設置等を推進していますが、交通事故の多発や市民からの反対など、様々な課題も。
フライブルク市では警察行政も管轄しており、一体的な施策を展開できるため、京都市とは異なるところもありますが、大変参考になりました。
こちらは、市内視察の際に出会った日本の伝統産業品を取り扱っておられるお店「KIDO」。店内には京都の伝統産業製品をはじめ日本のものが多数あります。
佐野 惠子 フランクフルト京都センター代表と連携して、更に京都の産品を置いていただくように、トップセールスをさせていただきました。
【浅利先生と環境先進都市で遭遇 感慨深いものです】
今日の早朝、京都大学 浅利 美鈴先生や保育園関係者の皆さん、JT京都支店の光本 年男 業務部長とお会いできました。
環境先進都市のフライブルクで、環境のスペシャリストでおられる浅利先生との再会は大変感慨深いものです。この後、イスタンブールでもご一緒になる予定。楽しみです。
【大変勉強になります フライブルク市域の公共交通施策】
続いて、フライブルク市とその周辺で実施している公共交通政策の説明を受けました。
フライブルクでは、環境政策の一環として公共交通が大変発達しており、路線延長は3,000kmにも達しています。そのうち、90%は運賃収入で賄い、市財政からの補助はできるだけ抑えているとのとこと。
また、公共交通機関である市内19の交通事業者のバス・電車を一つの定期券で乗車可能なシステムを導入。さらに一つの定期券で休日には大人2名、子ども2名までが乗車できます。
フライブルク市の人口は20万人強であり、京都とは規模が異なりますが、大変参考になります。
【フライブルク市副市長と友好を誓い合いました】 夕方には、フライブルク市の副市長と懇談。環境先進都市、公共交通優先のまちづくり、文化芸術都市、大学のまち、学生のまちなど共通点も多く、今後の友好を誓い合いました。