京都市長 門川大作 オフィシャルサイト

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活動日記

2013/06/12

「未来志向」の姉妹都市提携50周年に向けて フィレンツェ市長と協議

 フィレンツェ市役所前で、ケルン市でご一緒だった宇津会長をはじめ京都錦市場商店街振興組合の皆さんと合流。交通政策がご専門の京都大学 中川 大 教授もご参加です。
250612-0202.JPG  ベッキオ宮殿内にあるフィレンツェ市役所。元副市長で現市会議長のユージニオ・ジアーニさんにご案内いただき歴史的な建物内を視察。実に丁寧なご説明に感銘。私は2度目の訪問ですが、新たな発見もあり、興味深く見学させていただきました。
250612-0203.JPG  こちらは市議会の議場。この日は市民に対する市政報告会が行われていました。
250612-0204.JPG250612-0205.JPG  最後に市長の執務室へ通され、マッテオ・レンツィ フィレンツェ市長と協議。レンツィ市長は、イタリアの次期首相候補とも評される38歳の政治家。しかし、とても気さくでフレンドリーな方。ぜひ京都市を訪ねたいとおっしゃっていただきました。毎日、ローマに行かれる超多忙な政治家ですが、時間を取っていただきじっくりとお話させていただきました。
 レンツィ市長から、これからは文化や芸術交流だけでなく経済交流も深め、2年後に迎える姉妹都市提携50周年を「未来志向」で新たな出発にしたいとの力強いお言葉。私も全く同感です。 
 50周年に向けて、これからもしっかりと手を携えていくことを誓い合いました。

【フィレンツェに日本庭園が見事に整備!感動です】
250612-0101.JPG250612-0102.JPG  フィレンツェでは早朝から、ミケランジェロ公園にある日本庭園「松籟庭園」へ。「松籟庭園」は、高台寺さんと北山造園さんの御協力によりフィレンツェ市が整備した庭園。カテリーナ・ビディ フィレンツェ市助役にご案内いただきました。ミケランジェロ広場の景観も素晴らしいです。
 京都・フィレンツェ姉妹都市提携45周年を記念して再整備を行い、平成24年にリニューアルオープンした庭園。フィレンツェで訪問を楽しみにしていたところの一つです。
 実際に拝見して感動の一言。石灯篭や滝、松などが美しく配置され、フィレンツェに日本庭園が見事に再現されています。
250612-0103.JPG  庭園内では、抹茶と和菓子の粋な計らいも。心温まるおもてなしに海外出張の疲れが癒されるひと時です。
250612-0104.JPG  こちらは、庭園の管理に携わっているイタリア人の2人の職人さん。先日、京都にお越しになり、研修を積まれた成果を、職人としての誇りを持って見事に発揮されていました。写真だけでは日本と見間違えるほど徹底して整備されている「松籟庭園」。これも職人さんをはじめ、地元の関係者の皆さんのご尽力があってこそ。感謝の意を込めて、皆さんに手ぬぐいをプレゼントしました。この手ぬぐいは、出発前に永楽屋 細辻さんから、交流の促進になればとお預かりしたもの。京都ならではのデザインに職人さんたちは大喜びしていただきました。細辻さん、ありがとうございました。

【世界の錦市場 サン・ロレンツォ中央市場で「京都・錦デー」イベント】
250612-0301.JPG250612-0302.JPG250612-0303.JPG250612-0304.JPG  続いて、錦市場商店街振興組合が交流を深めておられるサン・ロレンツォ中央市場へ。京都の食文化をPRする「京都・錦デー」を開催。
 活気に満ち溢れたサン・ロレンツォ市場。働いておられる方の中には日本人の方も。京都から来たことをお伝えすると大歓迎していただきました。
 「京都・錦デー」コーナーでは、私も宇津会長をはじめ錦市場の皆さん、宇治田京都府寿司生活衛生同業組合理事長と共にお寿司、お漬物、日本酒など京都を代表する食品や食文化を皆さんにPR。食のまちでもある京都とフィレンツェ。両市の台所がいつまでも親しまれる市場として発展することを祈念。

【ロムアルド・デル・ビアンコ財団と相互協力協定を締結】
250612-0401.JPG250612-0402.JPG  世界59ヶ国300以上の大学との間で学生のための国際セミナーや交流事業、インターンシップ活動等を展開されているビアンコ財団本部へ。世界遺産条約 イコモスの分野でもご活躍。
 ビアンコ会長とは昨年10月に京都でお会いして以来の再会。今回、ビアンコ財団と京都市が文化財保護や観光促進に関する相互協力覚書を締結。今回の提携を記念して、ビアンコ財団からガリレオ・ガリレイの胸像を寄贈いただくことに。本市の青少年科学センターに設置いたします。
 締結式には、松浦 真純 トスカーナ日本会会長、彫刻家 武藤 順九さんとご令嬢の凪さん、画家の道原 聡さん、横山 明子さんなどもご参加。2年後の姉妹都市提携50周年に向けて心強い限りです。

【イタリアが誇る世界的ブランドの各社を表敬訪問】
250612-0501.JPG  稀有な靴職人 サルバトーレ・フェラガモが創始し、今や世界的なトータルファッションブランドとなったフェラガモ本社を訪問。上席副社長らと文化芸術の交流や経済の強化、京都のものづくりの伝統とデザイン力とのコラボレーション等について懇談しました。
 イタリアの文化芸術が根底にあるフェラガモのものづくりに、京都におけるものづくり、“京都ブランド”との共通点を実感しました。
250612-0502.JPG250612-0503.JPG  続いて、フィレンツェの鞄工業として創業し、ブランドの元祖とも呼ばれるグッチの本社を訪問。本社に併設されているミュージアムも視察させていただきました。
 2年前に金閣寺で開催した『「時の贈りもの」-GUCCI90年のアーカイブ展』では、グッチの作品と京都の職人技が見事に調和していたことに、お互いの“ほんまもん”を実感。私から副社長に、清水焼や西陣織など京都が誇る伝統産業製品とのコラボレーション、更に京都の芸術系大学との連携などを提案させていただきました。
250612-0504.JPG250612-0505.JPG  更に、ヨーロッパ最大規模のワイナリーであるフレスコバルディを訪問。日本では、オリーブオイルの製品でも有名です。
 今秋には、京都でワインのイベントを開催予定。京都の日本酒とのコラボレーションも楽しみです。ご入洛を心からお待ちしております。

【姉妹都市提携50周年に向けて 京都市・フィレンツェ市姉妹都市公式夕食会】
250612-0601.JPG250612-0602.JPG250612-0603.JPG  フィレンツェ市での最後の公式日程は、400年の伝統を誇るサンタ・マリアノヴェッラ薬局での夕食会。オーナーのアルファンデリーさんとは、2年前の自治記念式典以来の再会。日頃から京都とフィレンツェの交流にお力添えをいただいくとともに、東日本大震災で被災された子どもたちのために多額のご寄付もいただき、被災地の学校の図書や学用品などに活用させていただいたところ。この日の再会は嬉しい限り。特に、京都フィレンツェ友好協会の内田 昌一 代表ら京都の関係者との信頼関係が深いのは心強い限りです。
 2年後に迎える京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年。皆さんと共に手を携えて記念の年を盛り上げていくことを誓い合いました。