平成２８年１月の開館から１年間にわたり実施するロームシアター京都オープニング事業を、より実りある充実したものにするため多様な観点から検討を進める「ロームシアター京都オープニング事業検討委員会」を設置。委員長には、世界を代表する指揮者 小澤 征爾先生にご就任いただきました。
　記者会見では、小澤先生から、「京都の皆さん、特に子どもたちに親しんでもらえるホールにしたい」と
　力強いメッセージ。世界の文化芸術都市・京都に相応しいホールとして、市民の皆さん、ご利用者の皆さんに愛され続けるよう共々に全力を尽くしてまいります。
　記者会見終了後、第１回目の検討委員会でご挨拶。委員には、小澤委員長をはじめ、井上 八千代 京舞井上流五世家元、大島 祥子 スーク創生事務所代表、建畠 晢 京都市立芸術大学学長、津村 卓 演劇プロデューサー、長尾 真 京都市音楽芸術文化振興財団理事長、長屋 博久 前京都市ＰＴＡ連絡協議会会長、平竹 耕三 文化市民局長に就任いただきました。各分野の第一線でご活躍の皆さん。皆さんのお知恵をお借りし、ロームシアター京都、岡崎地域の新たな魅力の創出・発信のみならず、京都のまち全体の発展に繋がるオープニング事業を開催してまいりたいと思います。

【御所南小学校の児童の皆さんによる伝統文化の発信！　「伝統文化ストリート」】
　御所南小学校の児童の皆さんが、京都の伝統文化について発表会を行う「伝統文化ストリート」へ。伝統文化に関する学習の成果を発表する展示や、日本舞踊、伝統音楽、落語、茶の湯のお点前などを見事に披露。更には、「伝統文化の真髄とは」と各自が調べたことを発表。実に立派です。自ら調べ、考え、表現する力をつける教育実践に感服しました。
　悠久の歴史に培われ受け継がれてきた京都の伝統文化を、それぞれの師匠の先生がボランティアで指導していただいています。児童の皆さんが体験し、理解を深め、広く発信しようとするお取組は、頼もしく心強い限り。感動です！
　頂戴したお茶の上品な味とともに、京都の伝統文化をしっかりと未来に引き継いでいくことを改めて胸に刻みました。