2014/11/05
「京都国際環境シンポジウム」 イクレイ東アジアと初共催 中国・韓国・台湾等の代表と熱く討論
東アジアの各国・地域、国内の自治体、環境団体等の皆さんが一堂に会し、パートナーシップによる東アジアの持続可能な低炭素都市づくりを考える「京都国際環境シンポジウム」。
11月6日に開催する「イクレイ(持続可能性をめざす自治体協議会)-国連の公式機関で世界1000以上の自治体が参加」東アジア地域理事会の関連事業。私は、東アジア地域理事会の議長を務めています。
東アジア地域は、世界の温室効果ガスの3割を排出。大気汚染対策等を強力に進めることが重要です。
環境問題に取り組む「DO YOU KYOTO?ネットワーク」 笹岡 隆甫 さんのいけばなをはじめとしたオープニングに続き、私から開会を宣言。
午前中は、江守 正多 国立環境研究所地球環境研究センター室長と周 瑋生 立命館大学教授の基調講演。会場は満員で熱気に溢れています!
【4分科会での討論 「都市づくり」分科会 私から京都市の取組を発表し討論】
昼からは、「産業・技術」「市民生活・くらし」「教育」「都市づくり」の4つの分科会に分かれて討論。
自治体が市民の皆さんと共に果たすべき役割について、活発な議論。私からは、京都市が理念・目標を明確に市民ぐるみで力強く推進している「歩くまち・京都」やゴミ減量、再生エネルギーの普及等の取組をご紹介。
【持続可能な都市づくりを目指す「京都宣言」を留学生等が発表し採択】
各分科会の議論を踏まえ、東アジアにおいてパートナーシップによる持続可能な都市づくりを目指す「京都宣言」を採択。日本の大学生、中国、台湾、韓国の留学生に読み上げていただきました。
「京都宣言」を契機に、これまで以上に緊密に連携し具体的な行動につなげてまいります。
【日本・中国・韓国・台湾・モンゴルからの参加者の皆さんと交流】
夜は、シンポジウムご参加の皆さんとのレセプション。「京都宣言」を採択し、世界に向けて発信できたことは嬉しいです。ご参加いただいた皆さんとじっくりと懇談し、交流を深めました。
京都での東アジア会議開催の決定は、昨年の夏。日中韓が政治的な厳しさを増しているとき。そんな時こそ、環境問題に焦点を当てた市民・都市間レベルで連携を深め、100年後の危機のために、今、東アジアが何を為すべきか?京都議定書誕生の地・京都で議論すべきと考え開催を決定。
1000名もの方々に参加をいただき、非常に意義深いシンポジウムになりました。
開催に向けご尽力いただきました皆さんに心から感謝。