2015/07/14
京都創生の実現・リニア誘致を考える 菊川 怜さんと対談「週刊新潮」

京町家をはじめ建築物への造詣が深く、また、京都が大好きとおっしゃる菊川 怜さん。京都創生の取組にもご理解いただき、ポスターのモデルにもなっていただいたこともあります。
東京一極集中を是正し、地方創生の実現、均衡ある国土の発展のために、リニアのルートは国民的な議論を経たうえで、日本の将来にとって最適なものとするべき。そのためには、「大阪までの同時開業」「関空までの延伸」「京都駅ルートの実現」が必要。
引き続き、府、市、商工会議所など市民ぐるみの取組を進めてまいります。
【人類の宝「文化遺産」を未来へ継承 「世界文化遺産」地域連携会議 要望活動】
世界文化遺産を有する全国の市町村の首長や地域リーダーの皆さんをはじめ、専門家などが連携して文化財の保全やまちづくりについて協議する「世界文化遺産」地域連携会議。発足4年。私が会長を務めております。先ごろ、「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ世界遺産登録が決定。ネットワークが更に広がっていることを実感。
総会に先立ち10人の市町村長が関係省庁を訪問。世界遺産を取り巻く現状を説明し、「世界遺産のバッファゾーンを保全するための特別法」の制定や予算の確保等について要請。
久保 成人 観光庁長官、有松 育子 文化庁次長はじめ、ご多忙中にも関わらず、ご対応いただいた皆さんに感謝。
【超党派「世界文化遺産」議員連盟との懇談】
忙しい中、21人の先生方がご出席。我々の使命は世界遺産を確実に100年後、1000年後の子孫に保存・継承すること。そのためにバッファゾーン特別措置法や抜本的な予算の増額を要請。積極的な議論をいただきました。
富士山麓における大規模太陽光エネルギー発電システムの設置など、全国の世界遺産周辺での景観保全が大きな課題。京都市でも、高さやデザインなど厳しい規制をお願いしているところですが、老朽化した家屋の放置や景観にそぐわない駐車場の設置など、現在の法令下では景観対策に限界があります。
景観を面として保全するために、バッファゾーンの良好な景観形成や土地利用を誘導する必要を訴えました。
【「世界文化遺産」地域連携会議 総会・交流会】
総会では、世界遺産と地域社会や自治体との関わりを中心に、世界遺産を後世に伝えていくため保全や活用について意見交換。
日本の有形文化遺産は海外の石の文化とは違い、木・土・紙などと匠の技で構成されており朽ちていくもの。その文化を継承していくためには、環境、人材育成、哲学の継承など総合的な取組が必要です。
総会の後は、交流会を開催。皆さんと意見交換。引き続き、手を携えて、文化遺産を百年後、千年後の未来にしっかりと継承していくべく全力を尽くすことを誓い合いました。
開催にご尽力の井戸歴史街道推進協議会 総合プロデューサーはじめ皆さんに深謝。