2010/07/15
平成21年度交通事業決算概要を発表
【地下鉄事業が初の現金収支黒字化に】
今日は、午後から定例の市長記者会見。
平成21年度における交通事業決算の概要を発表しました。
来年5月で開業30周年を迎える地下鉄事業。開業以来初となる現金収支で黒字化を達成。前年度38億円の赤字から54億円改善し、16億円の黒字に。現金収支の黒字化は、運賃等の経常収入で、日常の運営経費だけでなく、建設費に係る利息の返済を賄えます。
経常収支は、前年度144億円から27億円改善したものの、117億円の赤字でありますが、現金収支黒字化により利息返済のために新たな借金が必要となる状態から脱却。経営健全化実現に向けて、第一歩が踏み出せました。
また、市バス事業は前年度から12億円改善して18億円の黒字に。7年連続で黒字となり、一般会計から補助金を投入しているものの、着実に黒字となる経営体質への転換が図れています。
これからも地下鉄と市バスが、市民の皆さんの日常生活の足として走り続けるために、増収増客策やコスト削減など、更なる経営健全化に全庁挙げて取り組んで参ります。
【地下鉄四条駅・商業スペースの愛称が決まりました】
今年9月末に開業を予定している地下鉄四条駅の商業スペース。市民の皆さんに親しんでいただけるように愛称を公募し、「kotochika(コトチカ)」に決定しました。
古都・京都の地下に生まれる新しいショッピングゾーン。一度聞けば忘れない、覚えやすい親しみのあるネーミングです。
併せてロゴマークも発表。京都市立芸術大学 小山 格平 教授に製作していただきました。
KOTOの「O」を人の目に見立てて、大きく生まれ変わる地下を見つめている様子を表した愛らしいデザイン。小山教授に深謝。