2011/02/08
東京で多彩な催しを展開 京あるきin東京2011~恋する京都ウィークスがスタート
【日本の未来を切り拓くために 関西4都市の市長連名による要望を実施】
今日は早朝から東京へ。
国において地域主権戦略大綱が閣議決定されたものの、基礎自治体であると同時にわが国の成長戦略拠点としての役割が期待されている大都市のあり方について、議論が深められていないこと憂いているところ。
このままでは、日本の将来はどうなることかと危機感を募らせ、関西4都市の市長連名による「大都市を中核に関西の発展につながる地域主権改革の一層の推進」の共同要望を行ないました。
また、関西に集積する歴史的・文化的資源を活かしたソフト・ハード両面での文化政策を展開していく拠点として「関西の拠点となる文化庁分室の京都市への設置」についても共同要望。
更に、昨年末に指定都市市長会議において決定した「指定都市を応援する国会議員の会」の設立に向けて説明しました。
前原 誠司 外務大臣、谷垣 禎一 自民党総裁、逢坂 誠二 総務大臣政務官、稲見 哲男 民主党組織副委員長、鈴木 寛 文部科学副大臣をはじめ、ご多忙の中にもかかわらず、ご対応いただきました皆さんに心から感謝申し上げます。
【東京で多彩な催しを展開 京あるきin東京2011~恋する京都ウィークスがスタート】
1200年を超える伝統と文化が息づく歴史都市・京都。その魅力をもっとたくさんの人にお届けしたい、そしてもっと「京都に恋していただきたい」と、京都の企業・団体・大学など、京都の力を結集して企画された「京あるきin東京2011~恋する京都ウィークス」。
今日から22日までの約2週間にわたって、お茶席や物産展、展覧会など50もの京都に関する催しが展開されます。
初日の今日は、東京・日本橋でオープニングセレモニーを開催。
京都市観光協会 柏原 康夫 会長、京都商工会議所京都ブランド推進特別委員会 齋藤 茂 委員長、加藤 盛司 市会議長、京都選出の国会議員の方々もご臨席をいただき、心強いことです。
寒い中にもかかわらず、多くの来場者がお越しいただき、嬉しいかぎり。幸先の良いスタートが切ることができました。
開会式に続いて、オープニングイベントとして行われた「京都創生トーク」。
歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん、アナウンサーの渡辺 真理さんとともに、京都の魅力について語り合いました。
お二人とも首都圏ご在住ですが、伝統芸能に携わる坂東さん、着物大好きの渡辺さんから京都への想いを語っていただきました。
これらの取組はNHKをはじめ、首都圏のマスメディアで大々的に報道。京都創生の取組を多くの方に知っていただく契機となりました。
この後、「京都美の継承~文化財デジタルアーカイブ展」が開催される東海東京証券東京営業部まで、舞妓さんを先頭に皆さんで歩いて移動。
街行く人々に「京あるきin東京」「アーカイブ展」をしっかりとPRしました。
【最新デジタル技術と京都が誇る匠の技の融合 綴プロジェクト風神雷神図屏風寄贈式】
京都文化協会とキャノン株式会社が共同で取り組まれている「綴プロジェクト」。
最新のデジタル技術と金箔・表装など伝統工芸の匠の技との融合により、屏風や襖絵といった貴重な文化財の高精細複製品を制作される取組です。
昨年、上海万博にもご出展され、日本の技術と伝統文化のレベルの高さに多くの人々を魅了しました。
この度、俵屋宗達の代表作「風神雷神図屏風」の高精細複製品を制作され、原画を所蔵されている建仁寺さんに寄贈されること。東京で寄贈式典が開催されました。
国宝である原画は、京都国立博物館に厳重に保管。海外での出展は困難ですが、高精度の複製品により、日本が誇る芸術をより多くの方に、ほんまもんの迫力を伝えながらご覧いただくことができます。本当に素晴らしいことです。
【伝統の美しさを多くの方に感じていただきます 京都美の継承~文化財デジタルアーカイブ展】
綴プロジェクトの一環で、東京証券 東京営業部1階ギャラリースペースで明日から開催される『京都美の継承~文化財デジタルアーカイブ展」。オープニングセレモニーに出席しました。
風神雷神図屏風をはじめ、日頃なかなか見ることのできない京都の文化遺産7作品を一堂に集めた展覧会。多くの方に伝統の美しさ、本来の迫力を伝える貴重な機会となり、うれしい限りです。
京都文化協会 足立理事長、キャノン株式会社 田中副社長、東京証券 金子社長、建仁寺 小堀菅庁をはじめ、関係者の皆さんに心から敬意と感謝の意を表します。
本展で、珠玉の美に身近にふれる感動を多くの方に共有いただくとともに、かけがえのない財産を未来に継承する志、使命感、行動を広く共有いただく契機となることを祈念。
【京都の魅力を海外へ発信 日本外国特派員協会で記者会見】
夕方には、日本に派遣されている外国報道機関の特派員やジャーナリストの方々からなる日本外国特派員協会で記者会見。
まず、私の方から京都の魅力と観光についてのプレゼンテーション。その後、記者の皆さんからの活発な質問がなされました。
その後に行なわれたレセプションでは、京都館館長の池坊美佳さんにもご出席をいただく中、妙心寺退蔵院 松山 大耕 副住職による禅をテーマにした講演、舞妓さんの華麗な舞などにより、記者の皆さんを大いに魅了。最高のプレゼンテーションとなりました。深謝。