文化芸術、スポーツなど様々な分野で交流し、友情を育んできた京都とケルン。今年、記念すべき姉妹都市提携５０周年を迎え、ユルゲン・ロータース ケルン市長をはじめ、ケルン市代表団の皆さんが昨日ご入洛。今日は多くの職員が拍手で歓迎する中、市役所にお越しくださいました。
　５０年前に姉妹都市提携に尽力された先人に感謝の意を表するとともに、未来に向かってさらに交流を深めるため、６月にケルンを訪問することをお約束。また、ケルン市長から、世界遺産・ケルン大聖堂でかつて使われていたステンドグラスの一部を贈呈いただきました。貴重な贈り物に深謝。
　お昼は、代表団の皆さんとケルン市のノルトライン・ヴェストファーレン州の経済関係者の方々との昼食会を開催。同州のＮＲＷ．ＩＮＶＥＳＴ社の皆さん、渡邊 隆夫 副会頭をはじめ京都商工会議所の皆さんのご協力によって実現したもの。皆さんのご尽力に心より感謝申し上げます。
　渡邊 隆夫 副会頭が乾杯のご発声。乾杯はもちろん日本酒です！今日は、京都市産業技術研究所で開発された酵母を使って、京都の酒造会社が製造した洋梨の香りがする吟醸酒をご用意。京都が誇る伝統産業の１つである日本酒の豊穣な味わいとともに奥深さも実感いただきました。
　伝統産業から先端産業まで幅広い産業が息づく京都とケルンの経済面での更なる交流促進を祈念。
　続いて、再生可能エネルギーなどエネルギー分野をテーマにした記念セミナー「Ｇｅｒｍａｎｙ ａｔ ｉｔｓ Ｂｅｓｔ」にてご挨拶。大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館のフローリアン・イェーガー 領事、企業経営者など経済関係者も多数ご参加です。２年前の東日本大震災をきっかけにエネルギー政策の転換期を迎えている日本。再生可能エネルギーの活用で最先端を行くドイツから学ぶことは多く、貴重な機会。開催にご尽力いただいた関係者の皆さんに感謝。
　次は、京都駅ビル１０階の空中径路で開催される「ケルン全景～ビョルン＝エリック・コーネン写真展」のオープニング式典へ。ケルン在住でケルンの風景を撮り続けてこられたビョルン＝エリック・コーネンさんの作品が多数展示。世界遺産 ケルン大聖堂やお祭りの風景など、ケルンの美しさや趣のある風情とともに、ケルンへの愛がひしひしと伝わってくる作品にしばし魅了されました。開催にご尽力いただいた、京都駅ビル株式会社 別枝 隆 社長、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 マルクス・ヘルニヒ館長をはじめ関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。
　ケルンを身近に感じ親しみを持つことができると共に、空中径路からの京都の景色も楽しめる写真展。６月３０日まで開催中です。ぜひご覧ください。
　夜は夕食会。お酒や料理とともに、京都の芸妓さん、舞妓さんによる世界に誇る伝統伎芸を楽しんでいただきながら、京都とケルンの未来について存分に語り合いました。皆さん終始リラックスしたご様子。春の風情が漂う京都で一日の疲れを癒していただきました。
　半世紀に渡る京都とケルンの姉妹都市交流にご尽力いただいた全ての関係者の皆さんに深謝。

【京都ふるさとの集い連合会の皆さんがお越しくださいました】
　京都にある県人会で構成する「京都ふるさとの集い連合会」。
　白井 治夫 会長（京都滋賀県人会会長）、箭内 一 副会長（関西福島県人会会長）、井本 辰夫 副会長（京都佐賀県人会名誉会長）、坂上 央 事務局次長がご来庁。
　全国都道府県女子駅伝における「ふるさと屋台村」など、故郷と京都の絆を強くするとともに、京都のまちの活性化となる数々のお取組。頭が下がる思いです。
　これからも故郷と京都をつなぐ架け橋となっていただき、共に手を携えながら、京都のまちを元気にしていくことを誓い合いました。

【子ども達を支えるお志に感謝　山下 亮子さんからご寄付いただきました】
　昭和５７年以来、修学困難な子どもたちのために、毎年ご寄付を続けてくださっている山下 亮子さん。
　今日は、ご長女の大島 由紀子さんとご一緒にお越しくださいました。３０年を超える長きにわたるご厚意に頭が下がる思いです。
　山下さんのお志により、多くの子どもたちが学業を成就されてきました。本当にありがたいこと。心から感謝申し上げます。