門川大作OFFICIAL

活動日記

2022.08.02
令和3年度 決算概況等の記者会見。まずお伝えしたのは、 ①今回の決算と令和4年度予算で 「公債償還基金の枯渇の危機は回避」(ご心配をおかけしました、計画を447億円上回る収支改善!) ②魅力溢れる京都を未来へつないでいくため今後もたゆまず「京都ならではの改革と成長」を推進していく。

財政危機の克服に向け不退転の決意と覚悟で臨んだ令和3年度の決算概況について記者会見。
令和3年度決算と令和4年度予算の2年間で計画を上回る447億円の収支改善を達成。今後も「行財政改革計画」(令和3年8月策定)に基づく改革を続けることにより令和7年度末の残高は1,400億円以上(必達目標の約1,000億円を大幅に超える)を確保できるので、公債償還基金の枯渇の危機は回避。市民・事業者の皆さんのご理解とご協力に感謝。
令和3年度決算でなお残る85億円の赤字の解消、そして魅力あふれる京都を未来につないでいくため、これまでの施策の理念、「誰一人取り残さない」セーフティーネットを守り市民生活への影響を可能な限り抑えることに意を用いながら、引き続き、京都ならではの改革と成長を力強く推進してまいります。
令和3年度は、コロナ禍に対して市民のいのちと暮らしを守った決算、また財政危機克服のために定めた「行財政改革計画」の確かな実績を刻んだ決算に。
歳入総額は1兆519億円、歳出総額は1兆589億円。コロナ対策と京都経済・市民生活の下支えに取り組んだ結果、歳入・歳出共に令和2年度に次ぐ過去2番目の規模。特別の財源対策を行う前の収支は前年度から87億円改善したものの、85億円の赤字に。
歳入面では、市税・府税交付金が堅調な一方、地方交付税等も国の的確な地方財政対策により増加し、一般財源収入が前年度から285億円増加。
歳出面では、コロナ対策と京都経済・市民生活の下支えに約3,000億円の対策を実施しつつ、人件費の削減(市民のいのちと暮らしを守るために必要な執行体制は確保)、行政運営の効率化、補助金・イベント・使用料・手数料の見直し等により157億円の削減。
市バス・地下鉄事業は、お客様数は令和2年度比で増加するも、依然として厳しい状況。両事業の運賃収入は令和元年度比で120億円の減収。令和2年度の減収分149億円と合わせると、この2年間で約270億円の減収。経費削減に努めたものの、経常損益は市バス35億円、地下鉄38億円の赤字に。昨年度陥った経営健全化団体からの脱却には至りませんでした。本年3月に策定した中長期経営計画を着実に実行してまいります。
上下水道事業は、使用水量が大幅に減少した令和2年度よりも更に減少し、水道料金・下水道使用料収入は依然厳しい状況。経費削減の取り組みを着実に進め、黒字は確保(水道:16.9億円、下水道:27.7億円)したものの、中期経営プランで掲げた目標を下回る厳しい結果に。今年度、新たな中期経営プランを策定し、引き続き市民の皆さんの重要なライフラインを守りつつ、徹底した経営効率化などに取り組んでまいります。
公債償還基金の枯渇を回避する目途は立ちましたが、計画外の取崩しからの早期脱却をより確かなものとするため、引き続き不退転の決意で改革と成長に取り組み、市民・事業者の皆さんと共に明るい未来を切り拓いてまいります。


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