門川大作OFFICIAL

活動日記

2023.01.01
~「行財政改革」と「文化を基軸とした成長戦略」で魅力溢れる京都を未来へ~

あけましておめでとうございます。
この一年の皆様の御多幸をお祈りいたします。
さて昨年は、コロナ禍から市民の皆様の命と健康、暮らしを守り抜く。持続可能な行財政の確立に向けて改革に邁進し、財政の危機克服へ前進を見た一年でした。皆様の御理解と御支援に心から感謝申し上げます。
また、「地域の絆、伝統文化の灯を絶やさない」との多くの方々の御尽力で、感染防止策を徹底しつつ、地域の様々な活動が再び盛り上がりを見せた年でもありました。時代祭、祇園祭をはじめ、各地での行事等に感激しました。
そして本年、いよいよ文化庁が京都へ。また、京都芸大・美術工芸高の京都駅東部 崇仁地域への移転や、東九条、梅小路、菊浜をはじめ、全市で文化を基軸とした取組が飛躍します。
文化芸術が経済価値を生み出し、経済が文化を支える。京都ならではの文化と経済の好循環を創り出し、暮らしの豊かさに繋げてまいります。
さらに、京都の景観の骨格を守りつつ、まちの発展を目指した都市計画の見直し、産業用地やオフィス等を確保、地域企業の京都での発展、国内外の企業誘致や若い方々の住居の創造、子育て支援等の取組で、住む場所・働く場を創出して若い世代にも選ばれるまちへ。
同時に、脱炭素・環境保全の取組、ウクライナ・キーウ市への支援等を通じて、世界平和やSDGsの達成にも貢献していく決意です。
一方、本市の厳しい財政状況。多くの方からその原因を聞かれます。大きな要因の一つが、国の「三位一体改革」。17年の間に、京都市は
成長戦略等で税収は330億円増加するも、国からの地方交付税は612億円減少し、差し引き、年間282億円の減に。この間、職員3,800人削減(人権費270億円減)等の改革も断行。そして 財政が厳しくとも、全国トップ水準の福祉、教育、子育て支援、安心安全等の施策を維持向上させてきました。その中で、将来の借金返済のために積み立てている公債償還基金の計画外の取り崩しを余儀なくされました。そこにコロナ禍です。
こうした実情を改めて全てご説明し、一昨年8月に「行財政改革計画」を策定しました。
3年間を集中改革期間とし、皆様の御理解の下、全庁挙げて徹底的に改革を進めた結果、この2年間で計画を大きく上回る収支改善(447億円)を達成。
公債償還基金の枯渇の危機は回避しました。また、本市が返済の責任を負う市債残高は、市長就任以降、全会計で3,800億円、19%削減しております。皆さんの御協力に改めて深謝。
依然難局は続きますが、「若い世代に負担の先送りはしない」との覚悟を胸に、皆様への丁寧な説明に留意しながら、全力投球します。
結びに 重ねて、この間の皆さんの御理解と御支援に心から感謝し、一層の御指導をお願い申し上げます。
令和5年1月 京都市長 門川大作
(写真のいけばなは、未生流笹岡の笹岡隆甫お家元に、盆栽は、森田正和 元校長先生に仕立てていただきました。深謝。)


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