門川大作OFFICIAL

活動日記

2023.07.02
「祇園祭くじ取り式」。ユネスコ無形文化遺産である世界の宝・祇園祭山鉾行事。応仁の乱で33年間途絶え、1500年に再開した際、各山鉾が巡行の順番争いを避けるために開始された「くじ取り式」。古式に則り厳粛に執行。かつてはお奉行が立ち会い。明治32年からは市会議場で市長が奉行役。「前祭」先頭の長刀鉾に続く山一番は「山伏山」、「後祭」くじ取らずの橋弁慶山、南観音山に続く山一番は「浄妙山」。4年ぶりに全てにおいて本来の形で執り行われる祇園祭!感激です。木村幾次郎理事長はじめ山鉾連合会の皆さん、八坂神社 野村明義宮司、各山鉾町、祇園祭協賛会、清々講社など関係者の皆さんのご努力に深謝。

貞観年間、越中越後地震、富士山・阿蘇山噴火、播磨国地震、そして、東日本大震災とほぼ同じ地域で大地震と津波!千人が亡くなったと伝わります。
全国的に疫病も流行。そこで貞観11(869)年、帝が神泉苑に66本(当時の国の数)の矛を立て全国の平安を祈り、そこに祇園社から神輿が送られた「祇園御霊会」が祇園祭の起源と伝わります。
以来、世の安寧と人々の幸せへの祈りを込めて大切に受け継がれ、多くの人々の願いで続いてきた祇園祭。
ロシアのウクライナ侵略など命をおろそかにする暴挙が続き、世界は分断され、一段と混迷の中にある状況下、京都において この祇園祭を通じて世界の平和と人々の幸せを祈り、「誰一人取り残さない」SDGsの達成に向けて、共々に力を尽くす決意を新たに。


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