門川大作OFFICIAL

活動日記

2017.05.08
京都ならではの「働き方改革」で「人間らしい生き方」に立ち戻ろう! 全職員にメッセージを発信!

「笑顔、親切、ていねい、テキパキ」
市民サービスにおいて、私が常に職員にお願いしてきたことです。昨年度の窓口アンケートでは10項目すべてで満足度が8割を超え、職員の応対に対し、市民の皆様から高い評価をいただきました。私自身、「市長、京都市の職員は優秀ですね!」「とても親切にしてもらいました!」という多くの声をいただきます。市民の皆様に寄り添う職員の気持ちや強い責任感の賜物であり、私の誇りです。
今、日本中で「働き方改革」が叫ばれています。私が目指す、京都ならではの「働き方改革」は、長時間労働の是正や生産性向上にとどまらず、「生き方」そのものを見直し、日本の伝統的な考え方である「人間を大切に」、「生活の中に文化を」、「地域の絆の再認識」といった、「人間らしい生き方」に立ち戻るこ とです。
職員には、そうした「人間らしい生き方」を率先垂範していただきたい。
仕事や家庭生活だけでなく、自己啓発や友人等との交流、町内会やPTA活動等
の地域活動への積極的な参画などを通じて、生きがいと充実感を得、人間力を高
めて、幸せに暮らす「真のワーク・ライフ・バランス」を実践する。更には、この4月には文化庁地域文化創生本部が立ち上がり、文化庁の全面的移転を控える中、文化の力で全国の地方創生を牽引すべく、京都のまちが持つ豊かな文化芸術資源や、門掃き、打ち水、華道、茶道などの暮らしの中に息づく生活文化をたしなむ。
これらを通して得た知識、経験は、人間力に磨きをかけ、冒頭の窓口サービスをはじめとした市民サービスはもとより、市政全般に対する満足度の更なる向上、ひいては、京都の魅力を一層高める、京都の未来を切り拓くと私は確信しています。
そのためには、今の働き方は果たしてどうなのかを一人一人が考えていく必要があります。チームワークを大切に限られた時間で成果を上げる「生産性の高い働き方」をすることは、市政の質の向上をもたらし、職員にとってはもちろん、京都の未来にとっても良いこと。
そこで、「生産性の高い働き方」を進めるに当たり、職場の職員間で「シュンギク(瞬時に聞く・聴く)」の実践をお願いしたい。
報告・連絡・相談・確認のための資料づくりやメールのやりとりに時間を取られすぎては、本末転倒です。お互いに話せば短時間で済むことも多い。「シュンギク」は、迅速な<報連相>とともに進捗状況の<確認>にも有効です。同時に、予めの方向性、筋道、ゴールの共有により、行き詰まりや手戻りをなくし、時間短縮を図るといった、「働き方改革」にもつながります。特に、上司の方は、部下が「シュンギク」しやすいように、「聴く」姿勢を意識的に持つことを大切にしてください。
また、「シュンギク」は、風通しの良い職場づくりにも不可欠です。家族以上に長い時間を一緒に過ごす職場(?)において、互いに率直な意見や日々の業務で感じた疑問をぶつけ合い、自らの業務の本質や課題意識を共有する。そして、それが職員一人一人の明確な「こうしたい」「こうあるべき」という目的、目標となり、職員の「情熱」や「やる気」を起こします。是非、実践してください。
時代は刻々と変化し、市政に求められるものも変わっていきます。公務員の慣習や仕事の進め方だけが、いつまでも姿を変えず置き去りになっていては、時代の移り変わりを受け止めることはできません。変化を恐れず、失敗も恐れず、挑戦を繰り返し、一人一人の力を結集して、京都の魅力を更に高めていきましょう。

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