活動日記
2018.05.24
150年の歴史!京都市指定の有形文化財・長江家住宅主屋北棟の復原工事が完成。「京都市ルール」で建築基準法の適用を除外し、地震や火災への安全性を確保しながら伝統的な京町家の姿に復原!(株)フージャースホールディングスさん、長江さん、立命館大学はじめご尽力の皆さんに深謝。
慶応4年(1868年)に建築され、代々呉服の卸を営んでこられた長江家住宅。平成27年に、所有権を継承された㈱フージャースコーポレーションさんと立命館大学が、保全・活用、教育・研究の振興・発展等に関する覚書を締結。私も立ち会わせていただきました。以降、立命館大学による記録調査や有識者による痕跡・文書調査などを行ったうえで、内装改変が行われた昭和50年代以前の姿に復原!㈱フージャースホールディングス 廣岡社長、立命館大学吉田学長、8代目長江家当主の長江治男さん、京都市景観まちづくりセンターをはじめ、関係者の皆さんのご尽力に心から敬意と感謝。
京町家は毎年減少し、7年間で5,600軒が滅失。建築基準法以前に建てられたものは、増築等の際、全国一律の基準に合わせると、伝統的な意匠・形態を保てないという課題が。そこで京都市では、平成24年に制定した条例により、耐震や防火への対応を重視しつつ、建築基準法の適用除外を可能に。さらに昨年11月には「京町家の保全及び継承に関する条例」を制定し、今月からは京町家の解体に係る事前届出制度の本格運用を開始!共々に、京都ならではの町並み景観や文化を象徴する京町家の保全・継承に全力で取り組んでまいります。
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