門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.03.07
琵琶湖疏水記念館が30周年記念リニューアル!大型テーマグラフィックやプロジェクションマッピング、体験型展示などで楽しみながら学べます。本日の記念式典には、疏水建設に多大なご貢献の西郷菊次郎 第2代京都市長や工事を指揮した田邉朔郎のご子孫もお越しに。貴重な資料の提供など日頃からの協力に心から感謝。また、壁面サインの寄贈・記念植樹をいただいたJTB京都観光誘致協議会、JTB協定旅館ホテル連盟京都支部の皆さんに深謝。京都の水道水をボトルに詰めた「疏水物語」で乾杯!

安心安全で美味しい京都の水道水を支えている琵琶湖疏水。明治維新により都の地位を事実上失った京都において、都市存亡の危機を乗り越えるため、第3代京都府知事の北垣国道が、当時の京都の年間予算の十数倍という膨大な費用を投入した大事業の実施を決断し、弱冠21歳の田邉朔郎を主任技師として採用。重大な工事はすべて外国人技師に委ねていた時代にあって、すべて日本人の手によって行った我が国最初の大土木事業は困難を極めましたが、あらゆる創意工夫と努力を重ね、明治23(1890)年に完成。合わせて日本初の事業用水力発電所「蹴上発電所」も建設。
そして明治30年代には、電力需要や水需要の高まりを受け、第2代京都市長 西郷菊次郎が三大事業(第2疏水の建設と上水道の整備・道路拡築・市電の敷設)を実施。まさに京都の近代化をけん引した琵琶湖疏水は、国の「近代化産業遺産」にも認定されています。
疏水記念館は、平成元年、疏水竣工100周年を記念して開館。リニューアルを機に、大人気の疏水通船事業(昨春、67年ぶりに復活!)ともしっかり連携し、先人たちの偉大な志と実践を改めて広く発信するとともに、疏水沿線の更なる賑わい創出に全力を尽くします。


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