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活動日記

2019.06.03
解体の危機を回避し、京都市が移築・保存・活用へ!大久保利通の茶室「有待庵」を視察。ご寄付いただいた所有者のご英断に心から敬意。日文研の磯田道史 先生、歴史研究家の原田良子さんもお越しくださり、歴史的意義等について詳しいご説明も。深謝。

1866年、大久保利通が私邸を構える際に、小松帯刀寓居の茶室をもらい受け移築したとされる「有待庵」。薩長連合成立から維新に至る歴史の激動の舞台に!
5月初旬、敷地での工事現場を通りがかられた原田良子さんが茶室を確認。磯田先生はじめ多くの方々がその歴史的重要性を認められ、保存に向けてご活動。これを受け、京都市文化財保護課の専門家が現地を調査し、建具等への古材の使用などを確認。所有者から建物と庭石のご寄付のお申し出をいただいたことから、市の負担で茶室を一時丁寧に解体し、部材を運び出して保管。今後、適切な市有地での再建・公開に向け取り組みます。
京都市では、独自の「京都を彩る建物や庭園」「京都をつなぐ無形文化遺産」「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」制度により、人々の暮らしの中から生まれてきた有形・無形の文化遺産の価値を再認識し、未来に引き継ぐための取り組みを市民の皆さんと共に展開。また3月の文化財保護審議会の答申でも、こうした「京都文化遺産」を、行政だけでなく、市民や所有者、保存団体、研究機関等と一体となり「見つける」「知る」「守る」「活かす」そして「伝える」取り組みの重要性が提言されました。文化庁とも連携し、市民の皆さんと共に持続可能な文化遺産の保存・活用・継承に取り組んでまいります。