門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.08.19
早朝から東京へ。首都大学東京「観光経営トップセミナー」で講義。9年目。テーマは「SDGsと京都市の観光政策」。市民生活との調和、持続性を重要視し、都市政策の総和として取り組む京都市の観光政策。観光客の人数を追うので無く「質を高めて量を確保!」。文化を基軸としたまちづくりを進め、混雑など新たな課題への対処。人々の生活の豊かさ、国連のSDGsの達成にも貢献していく取り組みをお話ししました。

初代観光庁長官・本保芳明氏が教授を務められる首都大学東京。観光関連事業者等の方々を対象に開催の「観光経営トップセミナー」。
質の向上を重視した施策も相まって、京都市の昨年の観光客数は、ピークの5,684万人(2015)から400万人減の5,275万人に(近隣・日帰り・マイカーの観光客が減少)。一方、観光消費額は1兆3,082億円で、5年間で約9割増。宿泊客数は1,582万人で、5年間で2割増(外国人宿泊客数は4倍に)。また観光客が多い月と少ない月の差は、15年間で3.6倍から1.4倍に縮小。民泊対策には専任46名の体制で徹底して取り組み、無許可営業疑いがあるとして市民から通報を受けた2,540施設の99%が営業中止・撤退等に。
引き続き、観光と市民生活との調和を大前提に、文化と観光と経済の融合、一部観光地や市バスの混雑対策、マナー啓発等を強力に推進!市民の皆さんの豊かさにつながる持続可能な観光を追求し、京都が市民ぐるみで「文化芸術立国」「観光立国」に貢献。地方創生、さらに「誰一人取り残さない」SDGs!世界の平和と人々の幸せに尽くす決意を話しました。日本の観光をけん引される多くの方々に熱心に聴講いただき心強いです。深謝。


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