門川大作OFFICIAL

活動日記

2023.08.24
次期京都市長選挙に立候補しないことを表明しました。まだ任期の途中ですが、4期16年の長きにわたって、力強くご支援、ご協力、お導きくださいました全ての皆様に心から感謝。残す半年の任期、最後の最後まで課題解決へ!全力を尽くしてまいります!

16年前、各地域を駆け回り、多くの市民や幅広い団体の皆様、政党の皆様のご支援のもと、厳しい選挙戦を勝ち抜かせていただきました。
当時は、景気拡大期から市長就任直後に一転、リーマンショックに端を発する世界同時不況に見舞われ、京都市の市税は過去最大の減少、連結決算で306億円の赤字財政に。財政危機からのスタート。目の前の課題の大きさ・深刻さ、市長としての責任の重さを痛感いたしました。
しかし、私が大切にしてきたこと、「現場に課題がある。しかし同時に知恵も力もエネルギーも現場にある、それを引き出すのが行政である。」その考えをぶれずに貫き、現地現場主義に徹底し、これまで12,600箇所を超える市民の皆様の活動の場、また事業所を訪問。その中で幅広い市民の皆様から数えきれないほどの貴重なご意見、ご指摘、ご提言を頂き、そして何よりも皆様のたゆまぬ情熱に勇気と感動を頂きました。多くの市民の皆様から直接伺った率直なお声と共に、職員一丸となり財政改革を進めつつ、京都ならではの福祉、教育、子育て支援、安心・安全、文化を基軸としたまちづくり、そして、オール京都で取り組んだ新文化庁の全面的移転など、京都のまちづくりを前進させてまいりました。
そして4期目、出馬に際しては悩みに悩み抜きました。しかし、大好きな京都のためにやり残したことがある、未来への責任を果たすために、財政の再建、持続可能な行財政の確立をなんとしてもやり切らなければならない、強い信念の下、4期目を最後の任期とすることを決断し出馬、4度目の市長の職に就かせていただきました。ここから改革と都市の成長に向けてギアを挙げようとした矢先の突然のコロナ禍でした。
猛威を振るう新型コロナウィルスから市民の皆様の命と暮らしを守る、そして財政状況を改めて市民の皆様に全て公表し市会、市民公募委員、学識経験者をはじめフルオープンの場で徹底した議論を深め、従来の延長ではない「挑戦と改革」のもと「財政再建」を実行する。4期目の当初3年間はこれらに全てを注いだ日々でした。
改革に当たっては多くのご意見、厳しいご批判も多くいただきましたが、一方で それらを凌駕する「市長、私らは理解してるで」、「子どもたちのために改革できるのは、あんたしかいない、頼む」など多くのお声も頂戴し、また、職員の改革への熱意も心強くとても勇気付けられ背中を強く押していただきました。
そして令和5年度予算での22年ぶりの収支均衡に続き、令和4年度決算において21年ぶりに「特別の財源対策」から脱却、77億円の黒字を実現。これは、市民の皆様のご理解、ご協力を得ながら、国との緊密な連携、府市協調の下、行財政改革と都市の成長戦略を、スピード感を持って進めてきた成果です。
将来世代に過度の負担を先送りしないという改革の趣旨・目的にご理解、ご賛同いただき、私共に前に進む力を与えてくださった全ての皆様に、重ねて心から感謝を申し上げます。
持続可能な行財政の確立に向けて大きな転換点を迎えたいま、財政難克服への道筋をより確かなものにするために、引き続き改革と成長戦略が必要です。同時に京都ならではの全国トップ水準の福祉、教育、子育て支援を維持し若者・子育て世代の定住・移住を促進、経済活性化、更に文化を基軸とした都市経営、頻発化・激甚化する自然災害への対応等、京都の強みを活かした市民・事業者の皆様の豊かさに繋がる成長戦略を一気呵成に進め、魅力あふれる京都を未来へしっかりと継承・発展。
残す半年の任期、誰一人取り残さない、すべての世代が暮らしやすい魅力と活力あるまちの実現、京都を未来へ引き継ぐことに、全力を尽くしてまいります。


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