門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.02.12
3月8日は「町家の日」!京町家の保全・継承のためご尽力の「京町家情報センター」の企画で、松井薫代表のコーディネートにより㈱ワコール 伊東知康社長、㈱おおきに商店 植松俊之社長、㈱インテリックス 山本卓也代表との座談会。日本の暮らしの美学、生き方の哲学が凝縮された京町家は京都・日本の宝!そこに伝わる生活文化を含めた保全・継承は私たちの使命、そして喫緊の課題です。共々に力を尽くすことを誓い合いました。

伊東社長は、京町家を借り上げ、改装後に宿泊施設として運営し、10~15年後にはオーナーに返却する「京の温所」事業をご展開。植松社長は、本日の会場として提供いただいた随筆家・岡部伊都子さんの旧邸を所有され、上京区役人町の大型京町家の保全・再生にもご尽力。山本代表は、京町家を宿泊施設等として再生される事業を実施。皆さんの志高いご活動に敬意。
近年、京町家の価値が国内外で高く評価され、需要は高まっている一方、相続税の課題や地価の高騰、生活様式の変化、老朽化等で年々、解体・滅失はが進行。また、多くの町家が空き家に。市の実態調査では毎年2%ずつ減少しており、極めて深刻です。
市ではこれまでから、伝統的建築物保存地区の指定や、景観重要建造物の修理等に対する助成などに取り組み、一昨年、条例を制定。取り壊しの危機を事前把握し、危機感を共有する仕組みをつくり、京町家の保存・継承を市民ぐるみで取り組んでいます。
今後とも、市民、関係事業者の皆さんと連携し、京町家を未来に伝えていく取り組みに全力を尽くします。


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