門川大作OFFICIAL

記者会見で2件の発表。1件目は、中西進先生、今井政之先生、長尾真先生の名誉市民内定について。お三方の多大なご功績と真摯なお人柄、温かく豊かな人間性に心から敬意。9月の市会で議決を頂いたうえで、10/15の自治記念式典で表彰させていただきます。

国文学者の中西進先生は、「令和」の出典ともなった万葉集の成立過程を研究され、「現代国文学会の象徴的存在」とも。「万葉集の中に息づく平和への祈りを実現するのが『令和』の時代の役割」とのおことばに感銘。京都市立芸大学長、景観・まちづくりセンター理事長、中央図書館・右京中央図書館館長など本市の要職も歴任いただき、文化を基軸としたまちづくりに多大なご貢献。
陶芸家の今井政之先生は、製作困難とされる「面象嵌」の技法を確立され、自然の躍動感を焼き物に宿らせる高い技術力と芸術性が世界から高く評価。昨年、文化勲章もご受章。また、沖縄・石垣島で自ら釣られた魚「赤仁」とヤシガニをデザインした素晴らしい大皿「象嵌彩窯変 南海の雄」をご寄贈いただき、応接室に。国内外のお客様に、日本文化の粋を極めた作品を堪能いただいてます。
情報工学者の長尾真先生は、1960年代からコンピュータによる言語翻訳を手がけられ、画像や言語処理についての先駆的な研究で世界をけん引され、今日の高度情報化社会の実現に多大なご貢献。また、京大総長をはじめ数々の要職を歴任され、本市でもスーパーテクノシティ構想推進戦略会議メンバー、大学のまち・京都推進懇談会座長や音楽芸術文化振興財団理事長をお務めいただき、産業・教育・文化と幅広い分野で多大なご貢献。
京都はもとより我が国の学術や芸術文化、科学技術の発展に大きく寄与された皆さまは、京都の宝・誇り！名誉市民の称号をお贈りできることは、嬉しく誇らしい限りです。益々のご健勝、ご活躍を祈念！