門川大作OFFICIAL

活動日記

2019.11.30
毎月恒例のラジオ2番組で市政情報トーク。αSTATION「C's NAVIGATION MAYORTALKS☆KYOTO」(DJ川島郁子さん)、KBS京都「大作・英樹のだいすき☆京都」(羽川英樹さん、アシスタントは西上真帆さん)。今回は、先月の市会でも深い議論のあった主要事業の進捗と財政。さらに、市民生活の安心安全、地域固有の文化の継承を最重要しした、持続可能な観光政策~3つの柱と50の施策~についてお話ししました。

市長就任時、100年に一度といわれる世界同時不況に見舞われ、京都市の市税は過去最大の減少、連結決算で306億円の赤字財政に(昨年度は200億余の連結黒字)。また地下鉄は1日当たり4、600万円もの赤字。しかし「ピンチはチャンス」、現地現場主義に徹し、1万箇所以上の市民の皆様の活動の場等を訪問。また、市会、市民ぐるみの深い議論の下、政策を磨き上げ実行。また、徹底した行財政改革を断行。この10年間で職員数を3300人以上削減、年間270億円の人件費を削減し、施策を実行。2兆円近くあった京都市が返済に責任を負う借金・市債残高を3175億円縮減。
京都経済は、働く人・雇用者が5年間で5万7千人増(うち正規雇用は4万3千人)、一人当たりの所得も昨年、対前年比3万1千円増。また、個人市民税が7年連続増加、個人市民税を収める人は6年連続過去最高を更新し3年間で2万4千人増加。市税はこの10年で246億円増と 明るく兆候た評価頂いてます。一方で、国から配分される地方交付税などはピーク時から442億円削減。そのため財政は依然、極めて厳しい状況です。しかし、福祉、教育、子育て支援、安心・安全の防災対策は絶対に後退させず充実・強化するとの信念の下、昨年度は相次ぐ災害からの復旧・支援に118億円を投入、保育所等の待機児童は6年間ゼロを達成するなど、京都の今と未来のため積極果敢に挑戦。この間、京都の文化力、知恵産業、イノベーションをはじめとした創造力が大きく向上し、さらには文化庁の京都への機能を強化しての全面的な移転も決定。市民ぐるみの取り組みが京都の都市格向上に繋がり、SDGs先進度や民間シンクタンクの都市特性評価での全国1位など国内外から高い評価。
市民の皆さんや多くの団体との連携、さらに緊密な府市協調、国との強固な連携の下、百年先の未来を展望し、持続可能なまちづくり進めてまいります。
続いて、市民生活を最重要視した持続可能な観光政策について。市民・観光客・事業者・未来「四方よし」の観光政策の基本指針と具体的方策として、「混雑への対応(観光地・市バス・道路)」、「宿泊施設の急増に伴う課題への対応」「観光客のマナー違反への対応」を3つの柱に、50事業を新たに充実・強化し、市民の皆さんの安心・安全、地域文化の継承を最重視した市民生活と観光との調和に取り組みます。具体的には、「混雑への対応」として、京大等との連携による「観光客のホームページ閲覧解析を通じた分散化」など最先端技術を駆使。市バスの混雑対策として「ICカードで利用の促進」「バス・バス無料乗継の検討」「前乗り後降り方式の拡大」などを実施。「宿泊施設の急増に伴う課題への対応」については、地域住民の安心・安全と地域文化の継承を重要視しない宿泊施設にはお断りを宣言し、参入をお断りするべくあらゆる手段を用いて取り組みます。最後に「観光客のマナー違反への対応」は、祇園、伏見稲荷、嵐山、錦市場など地域によって課題が異なる中、それぞれの地域で組織を立ち上げ対策を実行し、効果を上げていただいており、こうした取り組みに宿泊税を活用して一層支援していきます。
また、来月12日からは世界各国の観光と文化の大臣等が参加する「国連観光・文化京都会議」を京都市で日本初開催。「観光×文化×SDGs」に向けた「京都宣言」を発信。京都市が観光の課題解決先進都市としてモデルを市民ぐるみで実行し、世界に示してまいります。


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