門川大作OFFICIAL

活動日記

2018.10.01
大覚寺で、60年に一度、20回目、1200年の歴史を誇る「二十一座般若心経法」開白法会。高円宮久子妃殿下、高円宮絢子女王ご臨席の下、厳かに。嵯峨天皇が弘法太師の勧めにより、悪疫に苦しむ民衆の快復と平安を祈り、般若心経を浄写されて1200年!拝見させていただき、歴史と伝統、深い祈りに根差した奥深い精神文化に圧倒され感激しました。深謝。

弘仁9年、大旱魃により全国に疫病が蔓延する中、大覚寺(旧嵯峨御所)の開祖である嵯峨天皇が、弘法大師の勧めにより、公卿百官と共に3日間、般若心経を読誦転経。特に嵯峨天皇が紺紙に金泥で一字三礼の誠を尽くして書写した般若心経は霊経と崇められ、勅封として厳重に秘蔵。弘仁9年が戊戌の年であったことから、干支が一巡し、弘仁9年と同じ「戊戌」が巡り来る60年ごとに勅使によって開封され、戊戌法会として広く皆様にお披露目されています。
世界の平安への祈りを込めて受け継がれてきた伝統行事に感激!こうした歴史、文化を伝える京都の責任を改めて痛感。伝統文化や伝統産業の根底にある宗教的情操の大事さも再認識。大覚寺 黒沢全紹 門跡はじめ皆さんに心から敬意と感謝。


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